これはまるで“南仏のチンドン”だ!モンペリエの凄腕チューバ吹き、マルセイユの超ヴォーカリスト、ニースの過激マンドリン奏者。3人の天才・奇才によるネオ・ポップ!
ソミ・デ・グラナダ、オネイラに続いて、オルターポップが自信を持って発売するのが、このチン・ナナ・プーン。モンペリエの凄腕チューバ奏者ダニエル・マラヴェルニュ、マルセイユの超ヴォーカリストのマニュ・テロン(2014年に来日したルー・クワール・デ・ラ・プラーノのリーダー)、そしてニースのマンドリン解放戦線の旗手パトリック・ヴァイヤンという、南仏出身の3人の天才・奇才が集まって結成されたスーパー・ユニット。
ダニエルのチューバのブンブンという低音に、マニュの骨太ヴォーカルとパーカッション、そしてパトリックのマンドリンがチンチロチンチロと接着剤のように、2人の間を行ったり来たりします。
トリオ名のチン・ナナ・プーンは「ジン・ブン・ブン」という太鼓やラッパが鳴る音のオノマトペで、日本語でいうところの「チン・ドン・ブンチャッチャ」に相当するオック語表現。まさに“南仏のチンドン楽隊”と呼ぶに相応しいトリオ名です。通りや公園で、またある時はキャバレーで、ブンチャ、ブンチャと大道芸よろしく音を奏でる3人の楽師たち。
オリジナル曲はもちろんのことイタリア民謡、イタリア抵抗歌、オック語シャンソン、フレンチ・シャンソン(ボリス・ヴィアン!)、クラシック(ガブリエル・フォーレ/ポール・ヴェルレーヌ)、ラテン(プエルト・リコの大歌手ボビー・カポ!)など、まさに縦横無尽。聴いて驚くチン・ナナ・プーンです!<2010年に発売された『チン・ナナ・プーン/オー・カバノン』の廉価盤再発です。>
■曲目
1. 宮殿が作れたら
2. あの頃は良かったね
3. オー・カバノン
4. ロシオ
5. ジャン・トレスパッサ
6. カンネテーラ
7. 新月
8. 空は屋根のかなたに(牢獄)
9. 原子爆弾のジャヴァ