★カイトロ・ソト & フェリクス・カサベルデ
/ アフロ・ペルビアン・マスターズ~カイトロ & フェリクス
奇才ミキ・ゴンサーレスが録音していた、カイトロ・ソト & フェリクス・カサベルデの未発表レコーディングのCD化!
●ミキ・ゴンサーレスが、97年に録音した幻の作品が遂にリリース!スペインで生まれ極若い時にペルーに移住し、70年代から音楽活動を始めたミキ・ゴンサーレスは、90年代には、ロック、クラブ系など幅広い分野で活躍するミュージシャン、サウンド・クリエイターとしてその地位を確立しました。彼はその一方でペルー音楽を語るときに欠かすことの出来ないアフロ・ペルー音楽に傾倒し深い尊敬の念を持っていました。そして、常々「かつてのアフロ・ペルー音楽と今演奏されているのは違うのではないか」と感じていた彼は、その黄金時代に「ムシカ・クリオーヤの貴婦人」チャブーカ・グランダ(1920-1983)を支えたカイトロ・ソトとフェリクス・カサベルデというふたりの巨匠に「本物のアフロ・ペルー音楽を録りたい」と依頼して、97年から2000年にかけて制作したのが本作です。
●カイトロ・ソト(1934-2004)はチャブーカ・グランダに最も愛されたカホネーロ(カホン奏者)で、その荒々しい歌声も魅力的です。70年代半ばにペルーを訪れていたパコ・デ・ルシアがカイトロのカホンの演奏を聴き、すぐに自らのフラメンコに取り入れ、今ではカホンはフラメンコに欠かせない楽器となった逸話は有名です。収録されている「トロ・マタ」1曲で圧倒されます。
●一方のフェリクス・カサベルデ(1947-2011)は、チャブーカ・グランダのみならず、タニア・リベルタ、エバ・アイヨン、スサーナ・バカら多くのムシカ・クリオーヤの歌手たちと共演し、自らも歌ったペルーを代表するギタリストのひとり。洗練と熱情のバランスが絶妙にコントロールされていて、彼の持ち味とも言える粋なギター・テクニックは見事の一言です。晩年は大学で教鞭も執っていました。
●その他の参加ミュージシャンもアルバムの雰囲気を第一に選ばれています。ミキ・ゴンサーレスがラジオのインタビューで「唯一アフロ系ではない」と言われていたコントラバスのマリアノ・リーは、今最も売れっ子のミュージシャンで、あらゆるコンサートや録音で彼の名前を見ることが出来ます。カホンとその他のパーカッションは、「ペルー・ネグロ」を産んだアフロ・ペルーのの名門カンポス家からマルコ・カンポス、「ペルージャズ」のチョコラテ・アルヘンドネス(1934-2004)がボンゴを敲いています。
●収録曲は12曲で、トラディショナル3曲を除きカイトロ・ソトの作品で、「トロ・マタ」、「ネグロ・リブレ」、「カント・ア・カニェーテ」等の名曲ばかりです。
(以上、メーカーインフォより)>★こちらで試聴可!
こちらもミキ・ゴンザーレスの最新の仕事、目が離せませんねえ!内容抜群、これだけアフロ度が濃いアフロ・ペルーヴィアン歌謡も、なかなかないんじゃないでしょうか?ま、もともとそんなに歌がうまい人ではなくて作曲家にしてカホーン奏者、キャラで聞かせるカイトロ・ソトですが、晩年ともなると成る程、年輪の深みも感じさせ、イイ仕上がりとなっています!
<写真はPLAY MUSIC FACEBOOK から無断転載…
1. Curru ao クルニャオ
2. Dos Pap s 父が二人
3. Negro Libre ネグロ・リブレ(自由な黒人)
4. Canto A Ca ete カニェテへの歌
5. Quique Iturrizaga キケ・イトゥリサガ
6. La Ca a Dulce 甘いサトウキビ
7. Toro Mata トロ・マタ
8. Negrito De San Luis ネグリート・デ・サン・ルイス
9. Yo No Soy Jaqu 私はここの出身ではない
10. El Arrullo エル・アルージョ(子守唄)
11. El Payand エル・パヤンデー
12. La Bandera ラ・バンデーラ