★ブンバ・マッサ/V70
ケケレに参加していたコンゴ音楽の伝説が、70歳を越えてさらに魅力的な歌声を披露!
今から15年ほど前にワールド・ミュージック・シーンを席巻したのが、コンゴ音楽の重鎮ばかりが集まって結成されたプロジェクト“ケケレ(Kekele)”でした。“コンゴ版ブエナ・ビスタ”と称されたケケレは世界各国で大きなセールスを記録し、かつて繁栄を極めたアクースティック・スタイルのコンゴ風ルンバの魅力を、幅広い世代の音楽ファンに伝えてくれました。そのケケレのメンバーのひとりがこちらの男性歌手ブンバ・マッサ。コンゴ音楽のリヴィング・レジェンドである彼が、久々にシーンに戻ってきてくれました。
1945年にコンゴ民主共和国の首都キンシャサで生まれたブンバは1963年、あのフランコの弟でギタリストのバヴォンが在籍していたクバーナ・ジャズというグループに参加し、そのキャリアをスタートさせました。その後ジョニー・ボケロやヴィッキー・ロンゴンバといったアーティストと活動を共にし、70年代半ばにはフランコ&TPOK JAZZにも参加するなど、まさにコンゴ音楽の黄金時代を駆け抜けたひとりでした。その後ソロ・デビューを果たした彼はシラールなどからアルバムを発表、89年に拠点をパリに移してからは、コンゴ音楽を世界に向けて紹介し続け、そして2001年に発表されたケケレの『ルンバ・コンゴ』に参加すると、新しいアフリカ音楽ファンにもその素晴らしい歌声が知られるようになりました。
そしてスマッシュ・ヒットを記録した2010年の前作“Apostolo”以来となる新作ソロがこのアルバムとなります。パリで録音された本作のタイトルは、70歳を越えてなおも精力的な活躍をみせるブンバその人を示したもの。コンゴ音楽の根幹であるアフロ・キューバン・スタイルをデビューからずっと追求する姿はここでも健在で、そのまろやかなサウンドにフィットした豊潤で温かみあるヴォーカルを全11トラックでたっぷりと楽しませてくれます。フランコ・マナーの煌びやかなギター・サウンドに、ラテン・パーカッションが織りなす心地よいグルーヴ、そして衰えるどころかますます磨きの掛かったブンバのヴォーカルによるアンサンブルは、まさにアフリカ音楽の至宝そのものといって過言ではありません。
2017年に発表されたアフリカ音楽の新録作品ではピカイチの内容!最高にお勧めできるヴォーカル・アルバムです!!! (メーカーインフォより)
1. Batindi yo
2. Pamplemousse
3. Amour qui es-tu ?
4. Gare à toi mon ami
5. Mayawe
6. Souvenirs Vicky Longomba: Chéri Lovy / Tonton / Sentiment Emonani
7. Tiens moi ça
8. Plus beau que le diamant
9. Eleki trop
10. Tout simplement
11. L’espoir me rassure