BABX / CRISTAL AUTOMATIQUE

3521383432921_3006月 15 日号のパリ日本語新聞オヴニー『しょっぱい音符』で紹介されてあるアルバムです。 バビックス(1981 年生れ)はフランスのシンガーソングライターで、これまで Warner から2枚、 Wagram から1枚アルバムを出していて、テレラマ誌から「レオ・フェレ、デヴィッド・ボウイ、ジ ム・モリソンの息子」と称賛された鬼才。カメリア・ジョルダナ、ジュリアン・ドレ、L(エル)など のプロデューサー/曲提供者。新レーベル「ビゾン・ビゾン」を立ち上げての独立第一弾になるこの 新作は、心の師レオ・フェレがやったように、ランボー、ボードレール、ジャン・ジュネ、ジャック・ ケルーアック、エメ・セゼールなど、若い時に傾倒していた詩人たちの詩作品を音楽化したもの。 詩に曲(メロディー)をつけるということはあまりせず、詩の言葉自体が持っている音楽性をそのまま 抽出するように、ほとんどポエトリーリーディングにインストルメンタル音楽が詩的アトモスフィアを 編み上げていく。反抗だったり、憂愁だったり、恋慕だったり。意味を探ろうとしないで、言葉の響き と抑揚とバビックスの息づかいに耳を傾けていただきたい。20 世紀ケベックの詩人ガストン・ミロン の「愛の歩み」は 10 分を越す大曲ながら、螺旋階段式に上昇していくエモーションが最も鮮やかに 感得されるでしょう。ジャケット絵はエメ・セゼールに黒い蝶のイラスト。ディジブック装(28 ペー ジ、詩とオリジナルイラスト)。(エクスポーター資料から)

(>こちらから全曲部分試聴可能!)

1. CONVERSATION 1
2. LE BAL DES PENDUS (首吊り人の舞踏会)アルチュール・ランボー
3. LA MORTS DES AMANTS (恋人たちの死)シャルル・ボードレール(『悪の華』より)
4. LE CONDAME A MORT (死刑囚)ジャン・ジュネ(部分)
5. MES PETITES AMOUREUSES (僕の小さな恋人たち)アルチュール・ランボー
6. LA RUE (通り)アントナン・アルトー(『冥府の臍』より)
7. PULL MY DAISY (ヒナギクを摘んで)ジャック・ケルアック
8. WATCH HER DISAPPEAR (彼女が消え去るのを見て)トム・ウェイツ(アルバム『アリス』より) 9. LA MARCHE A L’AMOUR (愛の歩み)ガストン・ミロン(『拾われた男』より
10. CONVERSATION 2
11. LE CRYSTAL AUTOMATIQUE (自動水晶)エメ・セゼール(『奇跡の武器』より)

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