ÁUGA ZULÁ / NOCHE SUMERGIDA VOL.6

インプロヴィゼーションにコンテンポラリー・ダンス、フォルクローレ、室内楽に現代ジャズとポスト・ロックが入り混じったラ・プラタの新鋭アート集団のライヴ・レコーディング作。
アルゼンチンはリオ・ネグロ州の州都ビエドマ出身で、アカ・セカ・トリオなどコンテンポラリー・フォルクローレの名演奏家を多数輩出する国立ラ・プラタ大学を卒業したピアノ奏者/コンポーザーのフアン・ルーカス・ビアを中心に、ヴァイオリン二本、アルト・サックスにフルートを含む9人編成、クラリネットとegがゲスト参加という大所帯で「水 Agua」と「青 Azul」の二単語を組み合わせた造語からアウガ・スラと名付けられたバンドの初フィジカル作品。浮遊するスキャットからアーティスティックなハーモニー、リオ・ネグロの情景をことばに載せ、フレットレス・ベースとドラムスが繰り出す複合リズムにグイグイ牽引されながら、空間を押し拡げるピアノのアルペジオにA.サックスやフルートが跳ね回り、ヴァイオリンがスリリングなアプローチを見せる… エルメート・パスコアルやエギベルト・ジスモンチの編み出すアンサンブルと近しい、感ずるままのプレイの積み重ねで包括的なアンサンブルを生み出すという手法は、聴くものに鮮烈な印象を与えます。演舞を想定しているだけあって、静寂から混沌を経て鳴動へのシアトリカルでドラマティックな展開が聴きどころ。ライヴ・レコーディングの狂騒的な熱気もそのままパッケージングされています。(サプライヤーインフォより)

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