ASNAKECH WORKU / ETHIOPIAN ICON

ハイレ・セラシエの時代が終わる頃、アズマリであることをやめ、民謡酒場を後にしたというエチオの竪琴、クラール弾き語り女性シンガー、そして女優でありダンサー、時に告発者として、エチオピアが、王国から社会主義国と変化した時代の象徴としてとして、アスナケッチ・ウォルクは2011年に亡くなるまで、オリジナル曲と伝統曲を歌い続け、舞台に立ち続けたそうです。
そんな風に紹介されてもこの人が、どのようにエチオピアの人々の眼に映って来たのか、ま、自分にはわかりませんが…、ともあれ、アレですよね、>エチオピークス16 で紹介されていた人ですねよね、エチオピークス盤は1974 & 76年作アルバムのカップリングCDでしたが、本盤は、ハイル・メルギアのヨナ抜きブルージー(?)なオルガン演奏をバックに得て、そのクラール弾き語りを録音した1975年作とのこと。

う〜ん、とりあえず、なかなか静かにディープですねえ、“怨み節”とも聞こえますよ。ちょっとばかり霧がかかったような音質の中、ディレイでもかけたようなクラール弦音のサイケデリックな繰り返し加減が、“アシッドな怨み節” を増幅しているように聞こえます(以上、いわゆる、主観ですが)。

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