キューバのクララ・ビジャ出身で、1950年代後半に名歌手オルランド・コントレラスを擁したトリオをプロデュースし、「ラ・セルピエンテ」「ラ・コパ・デ・クリスタル」といった曲で評価され、その後やはりオルランド・コントレラスが歌い大ヒットとなった「アミーゴ・デ・ケ」を生み出したアルティ・バルデース。革命前後に、U.S.A.に活動の拠点を移したことで、従来のキューバ・ファンには、あまり知られた存在ではありませんが、フィーリン・ムード溢れる楽曲から、ポピュラー曲などをグアグアンコーにして聞かせるなど(あだ名の1つがMR. GUAGUANCO!)、幅広いアイデアと音楽性で、当時活躍していた知られざる(?)大物です。作曲、編曲の他に、自身でも歌いギターやピアノも操ったそうです。
本アルバムは、拠点をU.S.A.に移した後に発表したグアグアンコーもののアルバム『LAS CANCIONES DE MANZANERO EN GUAGUANCO』 (BORINQUEN DG-1095)の曲順は変えられていますが、全曲復刻のCDです。当時ラテン・アメリカ中を席巻していたメキシコのアルマンド・マンサネーロの曲を6曲も取り上げています。ロマンティックなラテン・バラーダをどんな風にグアグアンコー化しているかは聞いてのお楽しみです。他に自作曲やラファエル・エルナンデスの「ラメント・ボリンカーノ」などを取り上げています。いわゆる名門のルンバ・バンドとはひと味違った、いい意味で歌を聞かせる部分を大事にした芳醇なルンバ。お楽しみ下さい。
盤起こし?と思われますが、ノイズもほぼ聞かれず、音質も解像度よく仕上げています。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色CDが封入されています。(サプライヤーインフォより)
曲目表:
1. Cuando Salí de Cuba
2. Esta Tarde Ví Llover
3. Respetando a Manzanero / Yo Se Que Te Amo
4. Lamento Borincano
5. La Novia
6. No
7. El Brujo de Guanabacoa / La Factoría
8. Adoro
9. Todavía
10. Pa’ los Envidiosos
11. Parece Que Fue Ayer
12. A la Tomatera