MARTA CAMPOS / SIGUE SIENDO MI VERSA

COCD-358ヒット作『クール・クール・フィーリン』にも参加したキューバの女性シンガー・ソングライター、マルタ・カンポス。ソロ作『私であること』『ラ・ネグラ・セ・アルボロタ』も評判となりました。最近ではテレビ番組の司会者としても活躍しています。本作は2012年のアルバム。曲は、ヌエバ・トローバ系統のシンガー・ソングライター、イレーノ・ガルシーアと、古いトローバ期に活躍したエウセビオ・デルフィンによる2曲を除き、いずれも自身のオリジナルです。ジャケット周りの写真では本人がギターを手にしていますが、ギターを弾き歌うスタイルというより、全曲のアレンジも任されている甥のピアニスト、ホルヘ・ルイス・パチェーコを中心とするバンドをバックにしたしっとりとした大人のポップスといった仕上がり。人気女性コーラス・グループ、セスト・センティードも4曲で参加し、ダンソーン、ルンバ、ブラシを使ったシックなジャズ調、ブルース調やサルサ系など幅広い味付けで聴かせてくれます。ベテランの域に達してきたマルタの歌声も、現代のフィーリンといった雰囲気を醸しだし相変わらず魅力的です。

曲目表:
1. Una nube para ti
2. Caminar contigo
3. Tonada sencilla
4. Mi verso es tu verso
5. Temo al andar y al no andar / lreno Garcia
6. No te me vayas amor
7. Y tu que has hecho? / Eusebio Delfin
8. Son para una paloma
9. Friday Diego
10. Hoy mi canto…

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