キューバで1960~70年代に人気を得て活躍した女性歌手アルヘリア・フラゴソ。オマーラよりひと世代下を代表するボレロ~カンシオーン系のフィーリン第2世代に属する歌い手です。この世代は時代もあり、ヌエバ・カンシオーンの影響も受けていて、年代が下がるにつれ、ヌエバ・カンシオーンの曲を多く取り上げるようになっていきますが、アルヘリア・フラゴソの歌唱は、どんな歌でも歌い上げすぎずスムーズな歌い口が魅力で、実にクールです。
本CD-Rは、1970年代から1980年代前半に録音されたソロ・アルバムやオムニバスの為の録音や音楽コンテストでのライヴの模様など、様々な音源から選ばれたベスト盤となっています。ピアノとのデゥオでフィーリンを歌ったものから、バンド編成でのヌアバ・カンシオーン、オルケスタを率いてのコンテンポラリー・ソンまで多彩な選曲ですが、全てを彼女の色に染めて違和感がないのが素晴らしいですね。(サプライヤーインフォより)