ラヴィ・シャンカールの娘にして、ノラ・ジョーンズの妹である美人シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカール~独グラモフォンからの新作は、フラメンコのルーツが、はるばるインドはラジャスターンからユーラシア大陸の大部を横断してスペインへと辿り着いた、遊芸の人々ジプシーにあったという定説から、今日的なヒンドゥスターニー古典音楽とフラメンコのミクスチュアー / 共演を試みた意欲作です。プロデューサーに作曲家でありギタリストのハビエル・リモンを迎え~ペペ・アビチュエラ(ギター)ピラーニャ(パーカッション)タンモーイ・ボーセ(タブラー)サンドラ・カラスコ / ブイカ / ドゥケンデ / シューバ・ムドガル !!(ヴォーカル) といった面々とともに、インドとスペインにまたがる千年の絆を探し求めます。単に音や歌を交差させるのではなく、一つの方向性へと響かせようとする努力が実っています。でも、そういうことはともかくとしても、実に気持ちイイ音に仕上がっていますね~現在欧州26カ所を本作発売記念ツアー中だそう。