青々とした山々、渓谷のせせらぎ、これら叙情風景を想起させる繊細でフレッシュなコンポジションと唄い口。
超一級の川沿い音楽、アコースティック・サウンド名産地、コルドバのS.S.W. アンドレス・ムラトーレの新作を正規国内盤CD化します!
2017年CDブックの形式でリリースされた「Del suspiro de los peces」(魚のため息)がここ日本でも高い評判を呼びました。きょうだいのパウリーナ・ムラトーレによる描画・デザインとコンテンポラリー・フォルクローレのスタイルに則った詩的で思慮深いアコースティック・ソングスは、コルドバ市による物理ディスク販売促進に対する表彰に加え、文化機関INAMUからも複製ディスク部門で優勝の栄誉に輝いています。ロサリオ、ブエノス・アイレス、コルドバのアルゼンチン国内三都市に加え、フランス、スイス、ベルギー、スペイン、コスタリカ、エクアドル、コロンビア、ウルグアイを廻るツアーを複数回敢行。2023年になってデジタル配信の形で発表された本作「Choza」は、ムラトーレ本人立案・脚本によるアドベンチャーRPGの携帯アプリと連動するという企画。ルナ・モンティがゲスト参加したm-3”Canto al rio”で歌われるような、トラスシエラ渓谷から流れ出る川での幼き日の冒険、山々や深淵への畏敬、自然の恵みや人間の感情をテーマとし、美しき情景が浮かぶハーモニーをゆったりとしたタイム感で体現しています。冒頭のタイトル・トラック”Choza”でフィーチャーされている芳香を放つ女性シンガー、ガイア・デルフィニをはじめ、m-4”Una mañaña”にはフロール・スール・チェロ・トリオとアルバム(「Un solo jazmin」2022) を発表しているギター奏者フリアン・ボウリューがブズーキで、パウラ・エメリがコーラスで参加、m-5”Piegaria al Agua”には、マグノリア弦楽四重奏団とフロール・スールからパブロ・ドリンスキが参加して極上のチェンバー・サウンドを構築。プロデュースからエンジニアリングまで手がけるS.S.W.フアン・アラベル(g, sampler)、ディエゴ・コルテス(flute)、ルカス・サンチェス(b)、フェル・リバロラ(p)、アマロ・フェラーリ(drs)、ペドロ・サアド(acc)ら現在のコルドバの音楽シーンを支えるメンバーがパーマネントに参加し、クオリティの高いアコースティック・アンサンブルを構築しています。危機感迫るm-7”Chacarera por Corazón”のようにオルタネイティヴ・フォルクローレ的ドラマティックな展開や、今後発表される「Choza」プロジェクトのB面集からボーナストラックとして収録のm-8”De mi parte”の、アンビエンスにサンプル・ループを用いたハイブリッドの手法まで、たゆたう川の情景から幼き日に見た夢、優しさや爽快感、様々な感情を繊細に呼び起こしてくれる作品です。各楽曲をイメージしたタティ・カテラニによるイラストレーションをブックレットに収録。
〜メーカーインフォより
1.Choza (feat. Gaia Delfini)
2.Mi casa mis pies
3.Canto al rio (feat. Luna Monti)
4.Una Mañana
5.Piegaria al Agua (feat. Magnolia Quarteto de Cuerdas)
6.Lo que la Luna da
7.Chacarera por Corazón
8.De mi parte (bonustrack)