ADEKUNLE GOLD / CATCH ME IF YOU CAN

>こちらで紹介されています(無断リンク陳謝&感謝)! 2016年のデビュー作以来、2年ごとに新譜を届けてくれるアデクンレ・ゴールド、20年の初のインターナショナル盤に続く2作目が出ていましたよ、どーせ、CD出てないんだろうなあ、と(前00年作も、結局CDは出ませんでしたから…アナログが出ると言われていましたけど、見たことありません)、ナイジェリア人サプライヤー氏にも尋ねてみたところ、CDは出ていないとのことで、諦めていたんですが、サルお客さんから米国のサイトで扱っているよーだ、と、情報をいただき、やっぱりナイジェリア盤出ていたのかとかと思い、速攻でオーダーしてみたら到着して来ましたよ。
が、しかし、CDRでした…。でも、見たこともないような不織布付きビニール・ジャケに収まったCDR、というわけで、ナイジェリア盤ではありませんでしたけど、盤面印刷にしてもナイジェリア盤より、よほどキレイじゃん、と、思うことしばし。が、しかし、CDRというところにひっかかり、音質をチェックしてみたんですけど、大丈夫でした、全然、問題ありませんでしたよ。イイ音です。
というわけで、アデクンレ・ゴールド、4年ぶりのフィジカルです!?

 


で、後刻〜早速ご来店されたHさんからお聞きしたのですが、この<MIX-UNIT>という会社のラインアップには、ケンドリック・ラマーやジャネット・ジャクソンほか、ヒップホップやR&Bのオールスターが “ミックステープ” CDR としてラインナップされているということ(アデクンレ作品だけ確認して、なんか、他は自分のよく知らないアメリカのアーティストばっかりだな、と、特にチェックしないでスルーしてしまったんですが…)。しかも、どーも、北米ヒップホップの歴史の中で培われて来た “ミックステープ” という名のもとに、ある種のグレイゾーンの中で黙認されているブートなんじゃないのか?という見解をお聞きして、なるほど、と…。
ま、自分なんて、歩くグレイゾーンとも綽名されている人間なんで、グレイゾーンに関しては、まったく、ヤブサカではないのですが、さすがにブートレグと知って売るということに関しては、ヤブサカなので、今回入荷品に関してはお許しいただくとして、再入荷はナシということにさせていただきます(って、いっぱい仕入れちゃいましたけど)。どうぞ、よろしくお願い致します。


で、内容に関しては、カラフルなアーバン・ハイライフ路線の極みだった2018年作>セカンドからは一変、2020年英国制作盤 “Afro Pop, Vol. 1″ で聞かせた、アフロビーツ進化路線の延長とでも言えるでしょうか?
アレンジや曲想、アイデアで勝負というよりは、微妙に変化するアフロビーツ系リズムのヴァリエーションにおいて
、いかに自らの歌のあり方、その情感のあり方の深化を図るかというか、歌うことに重きを置いた作じゃないかと思います。歌を聞かせることを優先した風通しのいいアレンジなりに、曲ごとの変化の中から立ち上がる、どちらかと言えばクール&ソフト、淡々としたアデンクレの歌声が、次第に R&B マナーもナイジャ風味も漂うメロウに染まって行く感じ、コレはコレで実に気持イイですねえ。

 
1 Born Again – feat. Fatoumata Diawara
2 Win
3 Mase Mi
4 One Woman – feat. Ty$
5 Mercy 
6 More Than Enough
7 Sinner – feat. Lucky Daye
8 FYE – feat. Stefflon Don
9 Sleep
10 High – feat. Davido
11 Dior, Dior, Dior – feat. Fousheé
12 It Is What It Is
13 Selah
14 Catch Me If You Can
 

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