ADAM STRUG / LEŚNY BOŻEK

アダム・ストゥルグ、1970年生まれ、ポーランドのSSWにしてアコーディオン弾き&各種器楽奏者、加えて舞台及び映画音楽作家にして詩人、脚本家、民俗音楽研究者でもあるということで、ずいぶんとマルチな才能の持ち主。ポーランド民謡をレパートリーとする “Monodia Polska” というコーラス・グループの発起人として活躍して来た中、並行しソロ活動を始めたのは2012年のこと。その後の音楽性は、口頭伝承のみを頼りに生き残ったポーランド各地の民謡スタイルを下敷きに、プライヴェートな感覚も交えた曲群を綴って来たとのこと…。
で、情報は情報として、この2017年末のアルバムを初めて聴いた時、思いましたね、おおっ、ポーランドの>レオニーダス・バラファス!って…。なんだか、そっくりな金管使いのディープ・トラッドって、そー思ったのですが、どうも、こっちが先のようで、もしかしたら、レオニーダスはこの人を手本にしたのじゃないかと?そーゆー想像も…、ま、違うとおもいますが?
で、どっちが先かなんていうことは、どうでもいいことですが、でも、この人、アダム・ストゥルグの音楽性、既に2012年のファーストから、そう変わっていないことは youtube で確認できましたよ。とにかく知られざるポーランド音楽の大物?なかなかいいじゃないですか!その仄暗く朴訥な歌声、哀感たっぷりの旋律と、中欧とも東欧ともつかぬそのリズム感、クレズマーやジプシー音楽も吸収した印象、全体に感じられるノスタルジックなムードとも、一発で気に入りました。

*特に問題のない中古盤にて在庫あります。¥2000

go top