LEONIDAS BALAFAS / LIKNO


likno-cover当店としては応援してますねえ、こういう男、あんまりいませんからね。>こちら2014年作で大道のネオ・レベーティカ路線を確立するも、>次作2015年のアルバムはグリーク・ロック路線に戻ってしまたわけで、その辺、どーなの?という声もあったわけですが、この新作はスゴイじゃないですか!すべて生音演奏、アフロビート風&地中海ブラスバンド仕様のバッキングにおいて、レベーティカ(=ギリシャのブルース)・フィールに加え、ディモーティカ(=ギリシャ民謡)風味も満載の浪々としたソングライティングが光っています!前作&前々作の、グリーク・ロック路線(2015年作)とレベーティカ回帰路線(2014年作)の成果を見事に止揚し、新たなグリーク伝統POPを展開したスリリングな2016年作ということに!
しっかし、それにしてもギリシャ歌謡にフェラ・クティ伝来のアフロビートを持って来るとは、(ちらっとコロンブスの卵、という言葉が浮かんだりもしますが)、あんまり好きな言葉ではないものの、こーゆーのを”クリエイティビティ”と呼ぶことにはやぶさかではありません。それでいて、クリエイティヴとかオルタナティヴとかいった形容にはそぐわない、この少しばかりやさぐれたブルージーかつフォークロアな雰囲気の名調子、まるで昔から、こーゆーブラスバンド&男声コーラス歌謡が存在していたかのような錯覚も憶えようというもの。まったく、こんな男、今のギリシャ(はもとより、トルコ、バルカン、地中海世界)に他にいるかと言ったら、いない!と言ってイイと思います。抜群の才とイブシ銀の音楽職人気質、そして風来の歌というもの(ホーボーソング?)を感じさせるレオニーダス・バラファスの新作です。

go top