★エルサ・バジェ・イ・ルンバ・カリエンテ / サルサ・イ・ピカンテ
中欧ハンガリーに流れ着き、その地でキューバの香りを振りまきながら活躍するキューバ女性ヴォーカリスト、エルサ・バジャが、やはりヨーロッパを拠点に活動するラモン・バジェを呼び寄せ完成させた、キューバ音楽のエッセンスが詰まったアルバム。
●エルサ・バジェは、キューバのハバナで生まれ、名門 ISA(キューバの国立芸術大学)で音楽を学び、卒業後は、世界的に有名な巨大屋外キャバレー「トロピカーナ」に出演。また、中南米カリブ中から一流歌手達が集う、ハバナの歌の祭典「ボレロス・デ・オロ(黄金のボレロ)」をはじめ、カリブ中南米の様々なフェスティバルに出場。また、フラメンコのマリア・セラーノ舞踊団でも歌手として参加。サンタナ、アル・ディ・メオラ、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのミュージシャンらとも、世界中のフェスティヴァルに出演しながら共演してきました。そして、25年ほど前にハンガリーのブダペストに落ち着き、その地で本国で演奏するのと変わりなくキューバ音楽を歌い続けています。
●本CDは、そんな彼女が2007年に、ブダペストのレーベルに録音した4枚目となるアルバムです。アルバムは、やはり20年ほど前からスペインやドイツなどヨーロッパを拠点に活動する著名なキューバのピアニストで実兄のラモン・バジと、彼と長年活動を共にするベーシスト、オマール・ロドリーゲス・カルボ、さらにパーカッションは、自身のグループTIMBAZOで高い評価を受けるドイツ人パーカッショニスト、Nils Fischerを招き製作されました。ギターとサックス、フルート、クラリネットなどの木管楽器は、いつもエルサ・バジェと活動するハンガリー人ジャズ奏者、B lint PetzとG bor Winandが担当。
●5人のアンサンブルをバックに、厚みと暖かみのある歌声で伝統的なソンやマンボ、キューバン・サルサの歌い方にモダンなセンスを活かして、それらのスタイルは勿論、ダンサブルで激しいアフロ・キューバンからメランコリックなボレロ、さらにクンビアまでを歌いこなしています。古くからのキューバ音楽ファンには、名歌手エレーナ・ブルケの声を少し軽やかにしたような感じとでもいえば、お解りいただけるでしょうか。今のキューバ本国にもこの味わいを出せるヴォーカリストはなかなか居ない、と思わせてくれる歌手です。
●“キューバ本国を出て世界を旅したからこそ、さらにキューバ音楽のエッセンスが凝縮された”、そんなことを思わせてくれる内容です。(以上、メーカーインフォより)
1. Bemba ベンバ
2. Baila Mi Cumbia わたしのクンビアで踊って
3. Mambo Sabroso マンボ・サブロッソ
4. No Me Juzguez 決めつけないで
5. Rumba Caliente ルンバ・カリエンテ(熱いルンバ)
6. Te Quedar s あなたは行かない
7. Penita de Amor 愛の痛み
8. Canci n a Mi Amigo el Sonero 敬愛するソネーロの歌