フルート奏者ホセ・ロジョジャ率いるオルケスタ・ティピカ・ロジョジャが、1968年に録音したアルバムの復刻CD-Rです(ナログ・レコード起こしのようですが、音質的には良好)。編成は勿論チャランガ編成。チャチャチャからグアラーチャ、ボレロ、ダンソーンまで、アラゴーンに勝とも劣らない演奏を聞かせます。
そして、ヴォーカルがオルランド・コントレーラスというところも注目〜オルランドは、コンフント・カシーノ、ネノ・ゴンサーレスのオルケスタやコンフント・ムシクーバのヴォーカリストを経た後ソロとなり、主にボレロの世界で活躍してきた歌手です。革命後もベニー・モレーなどとの交流から、モレーのホームグラウンド、キャバレー『アリ・バル』にニコ・メンビエラ、ブランカ・ロサ・ヒルなどと出演、庶民層に熱く支持されました。ベルベットの様な艶と躍動感を合わせ持つ彼の歌い口もたっぷり味わってください。