50年代にデビュー以来キューバ国内では他の追従を許さない一番人気の”センティミエントの女王”ことエレーナ・ブルケ。キューバでフィーリンの歌手といえば、まず第一に名前が挙がるのが、このエレーナ・ブルケでしょう。本CDは、彼女が生ラジオ番組の為に録音した貴重な音源で、たぶん1960年代前半の録音だと思われます。
バックを務めるのは、フィーリンの作曲家でありピアニストでバンド・リーダーでもあったメメ・ソリスのピアノ、もしくはフィーリンの3大ギタリストのひとりとされるフロイラン・アメサガが務めます。ということで、エレーナ・ブルケもフィーリンとしか言いようない歌を聞かせていて、フル・オーケストラをバックに歌う時のエレーナとはまた違う味わいが楽しめるわけですが、特に、伴奏者との微妙な掛け合いが絶妙、両者の息遣いまで聞こえてきそうな演奏が続きます。
1 Tema Del Programa “A Solas Contigo” 1:54
2 Extraños En La Noche 4:41
3 Siempre Que Hablo Contigo 2:24
4 Buscando Un Perfil Amigo 4:27
5 Qué Pasará Conmigo 2:09
6 Porqué Y Porqué 2:50
7 Y Por Tanto 4:05
8 El Dorado Sueño 2:43
9 Por Qué Seguir Fingiendo 2:25
10 Vivir Es Vivir 2:30
11 Estuve Enamorado 2:43
12 Tema De “Los Paraguas De Cheburgo” 2:56
13 Allá Tú 2:06