奄美大島北部・笠利町出身の若手唄者マリカとミズキ(中村瑞希)を中心に結成された新ユニット。笠利地方に伝わる島唄、八月踊り唄をベースにしてルーツ系、ロック系をはじめとする様々なミュージシャンが交流する「音楽十字路」的な装置として誕生、活動をスタートさせている。
奄美の島唄は本来、三線一挺を伴奏に、裏声を多用しながら歌うのを基本にしています。沖縄と違って民謡の流派もなく、民謡酒場もない奄美では、人々は昔から一日の仕事が終わった後、男女が向かい合って即興的に唄を掛け合うことで豊穣な島唄の世界を育ててきました。そういう意味では、今でも奄美にはウルトラ級にディープな唄の世界が残っています。その一方で奄美には昔から、琉球だけでなく、九州の音楽文化も豊富に入り込んでいました。
盲目の放浪芸人・里国隆が弾いた竪琴や「天草」「六調」といった踊り唄はその類です。昔から、いろいろな外来文化が入り込んでいることでは、奄美も例外ではなかったわけです。そうした混血性と、そこから生まれる可能性を若い世代に託したのが「マリカミズキ」というユニットです。ギターやパーカッションのバックだけでも島唄を自分のものにしてしまう柔軟な感性、のびやかな歌声をお楽しみください。(メーカーインフォより)
1. 徳ぬさみ岳節
2. 糸繰り節
3. らんかん橋
4. 赤木名観音堂〜うんにゃだる〜ほこらしゃ
5. 上がれ陽ぬ春加那j
2. 糸繰り節
3. らんかん橋
4. 赤木名観音堂〜うんにゃだる〜ほこらしゃ
5. 上がれ陽ぬ春加那j