ANA CARLA MAZA / CARIBE

★アナ・カルラ・マサ / カリベ
パリとバルセロナを拠点に活動するキューバ出身の若手チェリスト~ヴォーカリスト、アナ・カルラ・マサ。キューバに育ったチリ人ピアニストのカルロス・マサと、ギタリストであるミルサ・シエラの間に生まれた娘さんです。音楽一家で育ち、ティーンエイジャーの頃から父親名義のアルバムに参加するなどしてきました。
本作は2023年の4作目〜前作”バイーア” に続く”カリブ”?1作ごとにテーマを絞っているようですが、今回ではカリブとうことで、ダイレクトにカリビアンというわけではなくても、ややもって陽性の曲作りであることはお聴きの通り…キューバン・ソンはもとより、タンゴ、サンバ、クンビア、ウァイノ、そしてずばりサルサと、チェロ弾き語りのスタイルにカリブ〜ラテン的な感覚を盛り込みながら、アナ・カルラ・マサの南米行脚は続くのでした。

以下、メーカーインフォより〜
独特でミニマムなチェロ弾き語りで、欧米を中心に日本でも話題を集めるアナ・カルラ・マサの4作目は、前作で聴かせてくれた音楽的ルーツであるキューバを中心としたカリブ、中南米への想いを、バンド・サウンドでより深く掘り下げたアルバムになりました。
● ピノチェトによる軍事独裁政権下のチリを逃れて、1975年にフランス経由でキューバに移り住んだ父親、カルロス・マサ(当時まだ1歳)とキューバ人の母ミルサ・シエラの間にキューバで生まれ育ったアナ・カルラ・マサ。両親が共に音楽家という、幼少の時から音楽に囲まれた環境で育ち、まず、チューチョ・バルデースの妹ミリアム・バルデースにピアノの手ほどきを受け、その流れで自然にチェロを手にしたと言います。
● キューバで音楽の基礎を学んだ後、2007年、12歳の時に家族と一緒にタラゴナ(カタルーニャ)に移住。フランス、パリのパリ地方音楽院やソルボンヌ大学で引き続き音楽を勉強しつつ、音楽活動も同時に続けていました。
● そんな活動の中で、クラシック、ジャズ、アラブ音楽、エレクトロニカなど、様々な音楽スタイルに触れ、才能の幅を広げ、現在の独自なスタイルにたどり着いたそうです。
● 今作はそんな彼女が、前作『バイーア』で示した、自身の音楽ルーツであるキューバを中心としたカリブおよび中南米の音楽への想いを、さらに推し進めた作品になりました。それまでは、チェロの弾き語りソロを基本にアルバムを発表してきましたが、本アルバムでは、全面的にバンド・サウンドを展開。全ての曲のアレンジとプロデュースを彼女1人でこなしています。
● アナ・カルラ・マサのチェロとヴォーカルを支えるのは、パーカッションとサックス&フルートの2人のキューバ人、ドラムがグアドループ人、その他にドイツ人とフランス人という、フランスを拠点に活動する彼女ならではの布陣です。そんな国際色豊かなメンバーから繰り出される、カリブ中南米のバンドとはひと味もふた味も違うサウンドも、新鮮で魅力的です。
● 全13曲全てアナ・カルラ・マサの自作で、ルンバ、キューバン・サルサ、メレンゲ、クンビア、サンバ、タンゴ、バルス、フォルクローレと多彩な楽曲が違和感なく並んでいるのも、ソングライターとしての才能を十二分に感じさせてくれます。なお、4曲は、前作収録曲のセルフ・カヴァーです。(日本語解説付)

1.Guanabacoa
2.Caribe
3.El Malecón
4.Las Primaveras
5.Astor Piazzolla (Latin Version)
6.Bahia (Latin Version)
7.Huayno (Latin Version)
8.Cumbia del Tiempo
9.Carnaval
10.A Tomar Café (Latin Version) 04:32
11.Dos Enamorados
12.Tropical
13.Diana

Ana Carla Maza : cello & voice
Arnaud Dolmen : drums
Irving Acao : saxophone, flute
Norman Peplow : Piano & Keyboards
Luis Guerra : percussions
Fidel Fourneyron : trombone
Noé Clerc : accordéon

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