IGOR DE CARVALHO / CABEÇA CORAÇÃO


ブラジルはペルナンブーコ出身の詩的にセンシティヴなS.S.W. !!

ブラジルのインディー・シーンも興隆して久しいですが、特に近年のアーチストにおいては米国のピッチ・フォークに取り上げられるようなS.S.W.勢のサウンドと、自らのアイデンティティー – ブラジリダーヂの混ぜ具合が絶妙だなと感じます。本日ご紹介するイゴール・ヂ・カルヴァーリョの新譜にしてもその通りで、抑制の効いたギター・トーンと内面の心情をつぶさに語りかけるようなヴォーカル、そしてアレンジャーとして関わるエンヒッキ・アルビノは木管をはじめとするマルチ・プレイヤーで、故郷ペルナンブーコの舞踏音楽フレーヴォのワークショップを開催したりも。プロデューサーとして立つホジェリオ・サミコもペルナンブーコ出身のバンド – マルサの鍵盤奏者として活動してきた人物。

生の管弦をふんだんに使った劇的な冒頭”Ouça Bem”、洗練されたカリビアン・タッチの”Laço”でギターを弾くのはユーリ・ケイローガだったり、ギターのディレイにヴィブラフォンを併せてみたり、ビートル・マナーのリフを引用したり、と繊細で綿密なサウンド構築は従来のペルナンブーカン音楽のイメージを覆すもの。m-5″Me Esqueca”では同郷の人気ロック・シンガー、ジョニー・フッカーがゲスト参加。オルケストラ・コンテンポラネア・ヂ・オリンダを率い、サンパウロのエクスペリ・サンバ勢とも近しいコンポーザーのジュニアーノ・オランダとイゴールが共作したm-7″Não Tinha Amor Ali”にはゼリア・ドゥンカンが、m-9″Pelicula de Cidro / Eu Não Quero Mais”にはポルトガル人シンガー、マネル・クルスがそれぞれゲスト参加。叙情的に溢れ出すメランコリアと多様性に富んだ好アルバム。(サプライヤーインフォより)

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