DIMITRIS GALITIS & V.A. / TIS NYCHTAS TA EVANGELIA


dimitris-galitis2016ギリシャ特有?の作曲家アルバム注目作と言えるでしょう(作曲家が歌手や作詞家を招いて注目アルバムを出し続けるのは、今やギリシャぐらいのもの?ほんと面白い国ですねえ、昔はキューバ〜ラテン世界にもそういう傾向ありましたけど)。タイトルは“夜のエヴァンゲリア”(ギリシャで“エヴァンゲリア”は女性の名前。ちなみにエヴァンゲリオンはギリシャ語で”良い知らせ”といった意味、転じてキリスト教世界では“福音”のことを意味するので、あのアニメのタイトルは「新世紀グッドニュース」 or 「新世紀福音」ということに…って、どーでもイイんですが)。このアルバムの主、ディミトリス・ガリティスはアテネの The Conservatory Thales 〜という音楽学校に勤務しているそうですから、ま、音楽教師なのかも知れません。本作では作曲とアレンジ、そして自らプロデュースも兼ねています(作詞はマリー・パパダキス&アナスタシア・ヴァフィアドゥという女性二人が担当)。で、自ら全編でアコースティック・ギターも弾いていますが、歌うは冒頭曲のみ。そして遠く離れた日本のギリシャ音楽マニアが注目すべきは(このディミトリスによるトラッドな香り高い作曲の良さもしかりですが、それ以上に)、こうした作曲家アルバムだからこそ味わえる(?)参加女性歌手達のクォリティーの高さということになるでしょうね、やっぱり。で、なんと、>マリア・アナマテルー嬢が4曲も歌っているじゃないですか(フツー多くて3曲、って相場が決まってるんですが)!しかも、8曲目なんて“プロアナクロスマ(=プレリュード)”ということで、ウード即興演奏に乗せたアマーン・ソングみたいなものですからね、得がたし…。あるいは、>サヴェーリア・マリオラ(高名ブズーキ奏者、ディミトリス・マリオラの愛娘)、ルンバフラメンコ調だけど、悪くない!そして、1993年デビューのヴェテラン・ライカ女性、レナ・アルカイウの情の通う歌も悪くないし、テッサロニキ育ち、99年アルバム・デビューのモルフォ・ツァイレリのフォークロック調も悪くない(長くなりますから、参加男性歌手に関しては割愛、陳謝)。そして完全生音〜ブズーキ、ウード、ネイ、ダブルベース、アコーディオン、ヴァイオリン、ギター、ピアノに打楽器、ドラムス等から成るバックも、ギリシャらしさをきっちりキープしながら地味に多彩なアレンジを聞かせて、悪くないですねえ。

1 TIS KOLASIS MAS I FOTIES – Dimitris Galitis
2 KRATISA – Savveria Margiola
3 DEN XIMERONI – Maria Anamaterou
4 EDO KIMASE AKOMA – Lena Alkaiou
5 ASTERI YINE MIA VRADIA – Maria Soultatou
6 MESA STIS VROHIS TON IHO – Lena Alkaiou
7 TOSA TAXIDIA – Morfo Tsaireli
8 AGAPI MOU ANASTENAGME (Proanakrousma) – Maria Anamaterou
9 AGAPI MOU ANASTENAGME (kirios tragoydi) – Maria Anamaterou
10 THELO NA MINO MONOS MOU – Mpabis Tsertos
11 TIS NIHTAS TA EVAGGELIA – Manolis Mitsias
12 TO EPOMENO TSIGARO – Babis Tsertos

Drums / Dimitris Bosinakos
Percussion / Michael BAKALIS
Double bass / George Ventouris
Piano / George jump
Acoustic guitar / Dimitris Galitis
Violin / Theologos Michelis
Accordion / Dinos Chatziiordanou
Bouzouki / Manolis Karantinis
*recording @ Studio “Antart”

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