ROMULO FROES / REI VADIO


ROMULO-FROES2016〜AS CANCOES DE NELSON CAVAQUINHO
神に見放された身を歌うm-2″Nao me olhas assim”、自分の意志を保つべく耐え忍ぶ姿のm-3″Noticia”、まるでドルアーガの塔に攻め入るかの如き妖しげなファズ・トーンのリフはパッソ・トルトの盟友、ホドリゴ・カンポスやキコ・ヂヌッチ、コントラバスのマルセロ・カブラルらによるもの。キレの鋭いドラム・キットやクイーカなどサンバ打楽器はヴェリントン・モレイラ、そこにアラン・アッバヂアの生々しいtbが入って、と哀しげなマイナー旋律から一縷の希望を見出すように転調する元来の楽曲を完全に解体し、都市のノイズを被せモダイズムで刷新、再構築したネルソン・カヴァキーニョ楽曲が14曲。アナログ・シンセの変調パルスが地を這うm-5″Eu e as flores”にはベテランのドナ・イナー(vo)がゲスト参加、80年代にグルーポ・フーモでノエル・ホーザを解体カヴァーしている知性派ナー・オゼッチ(vo)がゲスト参加したm-8″Caminhando” 、ヴェーリャ・グアルダ・ムジカル・ダ・ネネー・ヂ・ヴィラ・マチウヂの面々とアカペラ+即興的 tbで繰り広げるm-9″Vou Partir”、チアゴ・フランサの吹き荒れる即興で幕をあける名曲 m-13″Luz Negra”にはアフロ・ブラジルを感じさせるヒップホップで一世を風靡したクリオーロが参加、同じく金管アレンジをチアゴ・フランサが手がけた稀代の有名曲m-14″Juizo Final”まで、攻めの姿勢を感じずに居れないアーティスティックなトリビュート・アルバムとなっています。エンボスの施されたデジパックに、企画を立案した文化機関SESCのディレクター、ホムロ本人、ホムロの共同制作者ヌノ・ハモス、三者によるポルトガル語の長文解説を掲載。(サプライヤーインフォより)

以前からネルソン・カヴァキーニョにはただならぬ思い入れを感じさせたロムロ・フローエス〜06年 Y-Brasil からのファーストにもネルソン・カヴァキーニョ / ギリェルミ・ジ・ブリート作の「ムリェール・セン・アルマ」を取り上げていました。今の自分の中で素直にネルソンをカヴァーするとこーなる、という気持ちは伝わりますね(もともと味のある歌をうたう人じゃありません。その辺を伸ばそうという気が微塵も感じられないところもイイんじゃないでしょうか?ディスコントラクトという側面もあるでしょうが、どうあがいたって、同じようには歌えない哀しみという側面も表現されているかと…)。サンパウロ、エクスペリメンタルなマランドロ?7作目になります。>こちらの前作が静なら動の1枚とでも。これは代表作になるんじゃないかな、と思います。これはこれで今のブラジルに歌い継がれたネルソン・カヴァキーニョということに。

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