Katerina Albani & Roula Aravani / REBETIKA STEKIA OPOS PALIA


*Lyrics by Marias Kakouri
*Composed by Ilia Gkikaki

MariasKakoyriIliaGkikakiなんと地味なCDでしょう。でも、聞けば聞くほどに滲むギリシャの街角、場末の詩情、とでもいいますか、一回しか行ったことのないアテネの曲がりくねった路地にたたずむ、こじんまりとした料理屋や酒場が思い出されて来るのでした。なんてね、
1952年生まれの女流作詞家、マリア・カコーリが本CDの主役、ということですから、その作詞の意味がわからなければ本CDの真髄には触れられないんでしょうが、それは無理(ギリシャ語聞き取り能力ゼロですから)。1978年生まれの女流作曲家、イリヤ・ギカーキがマリア・カコーリの詞に曲をつけているんですが、この人のことも、な〜んにもわかりません。
で、タイトルは『古いままのレベーティカ』とでも訳せるでしょうか(直訳しようとすると、古さとして立っているレベーティカ?とでも)。なるほど、曲の並びはレベーティカの味わいを残した黎明期ライカというムード、その演奏もギター&ブズーキ、バグラマーにアコーディオン、そしてピアノ&ベースほか、というオーソドックスなアンサンブルで、20世紀半ば頃の雰囲気をたたえて、そこに二人の女性歌手カテリーナ・アルバニ&ローラ・アラヴァニ(一方は最初、男かと思いましたが二人とも女性)がソロ&デュオでいかにもギリシャらしい、飾りのない、愛想もない歌声を放ってよこすようにして聞かせるだけ(しかも何となく下手ウマ)。いかにも添加物なしのライカ〜レベーティカ風の歌を淡々と聞かせるだけの作です。
ま、ホント地味と言えば地味でしかないのですが、こうした作に時折巡り逢える限り、ギリシャ歌謡はまだまだ安泰、と思えるのも事実。

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