J.A.K.A.M. / COUNTERPOINT EP.9


koko39frnt-200koko39back-2009か月連続でEPをリリースし続けるというJUZU a.k.a MOOCHYの一大プロジェクト「COUNTERPOINT EP.」シリーズもついに第九弾、最終章を迎えた。 アフリカ~マグレブ~アラブ~トルコ~インドネシア~アイヌの音楽文化がひとつに溶け合う「EARTH DANCE」は、四つ打ちのキックに頼らずとも ダンス・トラックを作れるということを証明したものとも言えるだろうし、90年代の段階でJUZU a.k.a MOOCHYがジャングル~ドラムンベースに 一早くガムランや尺八の音色をミックスしていたことを考えると、ここにスアール・アグンのジェゴグ(竹ガムラン)の演奏が入っていることは とても重要な意味を持っているように思える。このトラックは本シリーズのコンセプトを凝縮したものであり、JUZU a.k.a MOOCHYが長年探求してきたものの 現段階における最高の成果だろう。かたやSIDE Yの「LOVE FROM FAR EAST」は、本シリーズのひとつの着地点を示すものでもある。 さまざまな旅路を経ての「LOVE」、そこに込められたメッセージ――。このトラックに関してはあまり言葉を費やすべきではないだろう。 美しく、深く、優しいこのトラックを聴きながら、あなたは何を感じるだろうか?

大石始(ライター/エディター)
SIDE X. EARTH DANCE
Violin : Abd Dagher
Tonkori : Oki Kano
Ney : Fakih Kademoğlu
Sabar : Latyr Sy,Pierre,Samba & Ibrahima
Daf &Percussions : Hogir Göregen
Qraqab : Toshihito Tsushima
Jegog : Suar Agung
MIX : JUZU a.k.a. MOOCHYSIDE Y. LOVE FROM FAR EAST
Violin&Ensemble : Kyoko Oikawa
Sax : Takehide “KIDS” Hashimoto
Wood Bass,Timba,Guiro : Eudys Morales
Sanshin : Arito “NU-DOH” Kakinohana
Percussions : Tinnen
MIX : YAS INOUE

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Mastering : Sinkichi Kadoya
Cutting : Shunsuke Nishiya
Design : Yuuki Ikegami
A&R : Nobuhiro Furuichi
Produce : Takashige J.A.K.A.M. Miyawaki

2010年にリリースされたアルバム「Juzu Presents Re:Momentos “Movements”」から5年、 JUZU a.k.a.MOOCHYのJ.A.K.A.M.名義での渾身のソロ作品、 怒涛の9か月連続アナログリリース、ついに最終版が9/11にリリース!!

シリーズ最終章の今作は、自身の作り出すダンスミュージックが持つ色鮮やかなDNAを、 日本、アジアは勿論、地球のあらゆる場所に存在するまだ見ぬ兄弟姉妹へ呼びかけ、 牽引する力強さと軽やかさを持つ極上の2曲となっています。

SIDE Xの“EARTH DANCE”では、今回のシリーズに何度も登場するア イヌの魂を届けるOKIの、レゲエのVIBEとセクシーさを持つトンコリの音色、 同じく今回のシリーズの重要な参加者アラブヴァイオリニスト及川景子の師匠である、 80歳を超えるエジプトが生んだ最高の芸術家の一人であるヴァイオリニスト、 アブドゥ・ダーゲルの艶めかしい弦の響き、そしてトルコ、イスタンブールの 先鋭ワールドミュージックバンドYAKAZA ENSEMBLEのメンバーである ファキアが吹くネイ(中東全般で聴かれる尺八の原型と言われる)の郷愁感ある調べ、 そして西アフリカのセネガルで録音されたパーカッション・サバールと モロッコのカルカベの高音リズム、そしてインドネシア、バリはネグラ地方で録音された 巨大竹ガムラン・ジェゴグ(その最高峰グループ、スアールアグンの演奏!)のベース等が絡み合い、 あらゆるTRIBE=部族が踊り続けてきた様子が目に浮かぶような、 怒涛のダンスチューンとなっています!

こちらのMIXは、JUZU a.k.a. MOOCHY本人が担当。ダンスフロアはもとより、 数々の野外レイヴで人々を踊らせてきた者だからこそ見える、 パワフルな仕上がりとなっています。

反対面SIDE Yの“LOVE FROM FAR EAST”は、 2005年にリリースされた J.A.K.A.M.のファーストアルバム「MOMENTOS」からの重要人物である、 キューバのグァンタナモ在住のマルチプレイヤー、 Eudys Moralesが弾くDOPE なウッドベース、 及川景子が奏でるアラブヴァイオリンの艶めかしい旋律、 Trial Production等で活躍するKIDSのホーンセクション、 そしてDUBSTEPユニット、 Churashima Navigatorのひとりである沖縄出身/在住のNU-DOHが奏でる 三線の響きが混然一体となり、夢と現(うつつ)を行き来するかのようなシリーズの中でも異色かつ、 タイトルにある「LOVE」を伝えるエキゾチックな楽曲となっています。

それはまるでスペインのアンダルシア地方などがオスマントルコ時代、 イスラムの影響下で治められていた時代に生まれた音楽、 「アラブ・アンダルース」のように、宗教を超え(実はイスラム教は本来他宗教に寛容であった)、 民族の文化が解け合った、新しくも懐かしい様な美しい楽曲となっています。

あらゆるクラブミュージック好きはもちろん、
アラブ音楽やラテン音楽好きにまでアピールできる要素を持った 最後を飾るにふさわしい、キラーなダンスホールチューンになっています。

こちらのMIXはMasters At Work/NUYORICAN SOUL等で幅広く知られる “Little” Louie Vegaの専属エンジニアである Yas Inoueが担当。 
多民族都市ニューヨークでの長年の仕事から培った ドリーミーでDOPEな極上の仕上がりとなっています。


自身のレーベルCROSSPOINTを主宰し、 世界各地でのDJやLIVE、 そして数々のリミックスワークやプロデュース業をこなしながら、 世界の様々な場所へ自ら赴き、現地のミュージシャン達とのコラボレーションから 誰も聴いたことの無い音世界を構築してきたJ.A.K.A.M.ですが、 今シリーズは今までの流れを継承/内包しつつ、 今まで以上に想像力を掻き立てる境地へ突入した、 まさにワン&オンリーな作品が仕上がりました。


そこには J.A.K.A.M.自身の”地球人”的な視野の広さと洞察、 そして強い思いが込められています。
COUNTERPOINT=対位法(独立に進行する二つ以上の旋律を同時に結合させる作曲技術)を タイトルに掲げて作り出されたこのシリーズですが、この言葉が本来持つ意味に留まらず、 そこから想像できるこの世に存在するあらゆる”対位”を音楽のなかでで 融合/結合させる事に果敢に挑み続ける自身の姿勢は ある意味昔から現在まで変わりませんが、このシリーズでその表現がより強力にそして大きく、 しなやかになっていったのは明らかです。

音や世界への探究心が結実した、現在進行形の特濃ダンスミュージック! 
両サイドともに地球規模で広がる民族(音楽)回帰のインスパイアとなることは間違いありません! 
この 深く、 濃いエキスの音の海原に、ぜひ爆音で浸って聴いていただきたいと思います。
その先には体感した者だけが味わえる、音楽が持つ純粋な”快楽”が待っています。
以上、メーカーインフォより

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