０８年から活動を始めた、黒海沿岸に住まうラズ人のフォークロア・グループ、カルマテのファースト・アルバムとなる2009年作〜トルコ周縁 / 少数民族のフォークロアにおいても名門の老舗レーベル、カラン制作となります。
カルマテとはラズの言葉で “ 粉挽き小屋” の意、そこは労働と生産と共有を象徴する場所として、グループ名にふさわしいと考えたとのこと。長らく歌われることなく、ホコリをかぶった古いラズの民謡を掘り起こし今に演じて、人々と共有したいとう願いも込めたグループ名だそうです。ジャケに写った石の挽き臼、打ち捨てられたような粉挽き小屋の、堅牢そうな扉、なるほどそんなジャケの風情からも伝わるような、忘れられたラズの歌が、達者な演奏と飾らない歌声において今の歌として蘇っています。ラズのバグパイプ、トゥルムや、擦弦のケマンチェも哀感をそえています（にしてもラズの男たち、イイ顔つきしてますが…ミンナこんなにムサイのか？）。

1 Başundaki Çemberun 4:51
2 Kara Duman 6:43
3 Atma Türkü 3:10
4 Lazuri Nani 4:41
5 Vardali 3:10
6 Yayla Çiçeği 3:40
7 Ninnay Gülüm 5:15
8 Atabarı 3:05
9 Gene Aldı Bi’ Merak 3:27
10 Skan Maskvama 5:08
11 Ayna Ayna 4:54
12 Sular Akar Doldurur 3:30
13 Shen Maxvel 2:27
14 Potpori 7:32

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