KAITI GARBI / PERIERGES MERES

KAITI-GARMPI2014ケティ・ガルビ、もともと実力のある女性歌手でしたが、なんか、乗ってますね、ここのことろ。1989年デビュー、こちら19作目のアルバム〜(実は2013年に2枚のアルバムをリリース、が、うち一枚はイタリアでリリースされたイタリア語アルバム〜オルネラ・ヴァローニとのデュオも聞かせているそうですが当店未入荷)年末に出た作ですが、久々に王道ライカ路線を行くギリシャ色濃厚なアルバムとなりました。いつものように打ち込み系のオリエンタル・ダンスっぽい曲想や、ミクスチュアー系のロック色を加味した曲も収録されていますが、アルバムを聴き通して感じるのは、深々としたライカ流儀です。それもハリス・アレクシーウやディミトラ・ガラーニあたり、先輩女性歌手たちに連続するライカ流儀〜哀しみや愁いを歌いつつも胸を張り、眼をそらさない強さ、みたいなものを感じさせてくれる80年代以降の女流ライカ・テイストとでも言いましょうか?ロマンティックなラヴソングや、レベーティカ / 演歌〜恨み節や嘆き節なんかからも逸脱し、哀しみや愁いを胸に秘めつつも毅然と一歩踏み出すような”ジェンダー問題非解消プラウドリー路線”のモダン女性ライカの系譜(って、本当か?)、を、請負い深化させたような雰囲気を感じさせます。ハードボイルドですねえ、ギリシャの熟女。カッコイイと言ってしまいましょう!




k-galbi08

 

<KAITI GARBI  / Kainourgia Ego (2008) CD -SONY 再入荷待ち

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