IMPERIAL TIGER ORCHESTRA / WAX

☆ インペリアル・タイガー・オーケストラ / ワックス
inperial-tiger13スイスのエチオ・グルーヴ・ユニット、全編インストの3作目(1作目はミニアルバムでしたが)〜新機軸としてはチープなアナログ・シンセの大胆な導入(ハイル・メルジア風でしょうな)と、エチオピアのみならず、スーダン音頭の名曲(ムハンマド・ワルディ!)のカヴァーを含むところ!いかにも目ざとい、と言うべきでしょうが、全体に漂うオリエンタルな軽快さに聴くべきものがあります。なんというか、もう、西洋人の演奏じゃありませ〜ん!けっこうイカしますねえ、健闘中!>こちらで試聴可!

☆来日記念盤 (14th Tokyo Jazz Festival) 国内リリースされました!
(以下、メーカーインフォより)
★2007年にスイスで活動していたトランペット奏者のラファエル・アンカーが、
黄金時代(1970年代)のエチオピア音楽を復活させようとして結成されたのが、このインペリアル・タイガー・オーケストラ。
バンド名は当時ハイレ・セラシエ皇帝のバンドとして、エチオピア音楽のモダン化に大きな功績を残したインペリアル・ボディーガード・バンドへのリスペクトと、
モンティー・パイソンのトラがアフリカ!?というエピソードから名付けられたという。
★2009年にアジス・アベバで、現地ミュージシャンたちとのセッションを重ね、2010年にCDデビュー。
今作が3作目となる。
★全曲インストナンバーで固められていて、チープなシンセサイザーの音色と、
豪快なホーン・セクション、そしてウネるベース・ラインとエレクトロなサウンドから生み出されるグルーヴの怪しさは、一度聴いたら病みつきになる。
★さらにエチオピアのみならず、今回はスーダンの曲までとりあげていて、さらにエキゾ度がアップ!

【Imperial Tiger Orchestra】
■Raphaël Anker ラファエル・アンカー: Trumpet
バンド・リーダー。アフリカ音楽に並々ならぬ情熱を持ち、シェイク・ローらとの共演、またリコ・ロドリゲスとの録音などもある。またプログレッシヴ・ジャズやフリー・ジャズ・バンド(GEKKO, Marxis)とも演奏している。
■Cyril Moulas シリル・ムラス: Bass, Guitar
才能あふれるベース&ギター奏者。フランスの音楽学校でジャズの学位を取得。作曲、編曲もこなす。ファンク〜ジャズから、インド音楽まで演奏。
■Alexandre Rodrigues アレクサンドル・ロドリゲス: Keyboards
音楽学校でジャズを学んだキーボード奏者。ファンク・バンド(British Garden Party)〜プログレッシヴ・ジャズ(GEKKO)〜ポップ・バンド(Aloan)と様々なジャンルのバンドでも演奏している。
■Julien Israelian ジュリアン・イズラエリアン. Drums
様々なプロジェクトでもドラムスを担当している。スウィング系(Pierre Omer)からパワー・トリオ(Grand Oiseau)、そしてOrchestre Tout Puissant Marcel Duchamps等。
■Luc Détraz リュック・デトラーズ: Percussion
ウッドベース奏者としてジャズを演奏しはじめ、その後ドラム&パーカッション奏者となる。サーフ・ミュージック(Orchydée d’Hawaï)、南イタリアの音楽グループ(Squadra Zeus)、メント&カリプソ・グループ(Mango Time)などでも演奏。またFolkweltというレーベルも設立している。
■John Menoud ジョン・メヌー: Saxophones
サックス、ギター奏者で作曲家。ミュージック・コンクレートやノイズ音楽などが彼のルーツにあり、現代音楽オーケストラ(Vortex)での演奏をはじめ、様々なバンド(Intoccabili、Girotondo、Vaffanculo)でも活動している。

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