GUYUN Y SU GRUPO / CANTA ELISA PORTAL

★グユン・イ・ス・グルーポ / カンタ・エリサ・ポルタル

フィーリンのサウンドのカギをを握っているのが、その独特なギター奏法~基本的に親指だけでつま弾くその奏法はアタックの強弱が非常に付けやすく、フィーリンの感情表現の幅を広げたとも言われています。本作は、ホセー・アントニオを始め、フィーリン一派であるアンヘル・ディアス、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスらに直接・間接にギターの手ほどきをしたギタリストであり作曲家 / アレンジャーのグユン(グジュン)~彼が唯一残した1960年代前半頃のエグレム録音を、世界初復刻したのが本CDです(オリジナルに忠実な紙ジャケットも雰囲気たっぷりです)!グユンのギター演奏、あるいは曲自体の良さ、アレンジの良さは言わずもがな、インスト以外の多くの曲で歌う女性歌手、エリサ・ポルタルの歌がまたシンプル・イズ・ベストとも言えそうな飾り気なく決して力まず、秘めた感情をクールに表現するタイプ~これ意外の録音は知りませんが、イイ歌い手です。ギターの他には、ピアノ、簡単なパーカッションがつくだけのシンプルな編成~まさにキューバのボサノーヴァ、というべき録音でしょうか?実にレアーなフィーリン・アルバム!オススメできます。

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