AYU LAKSMI / SVARA SEMESTA

インドネシアらしい伝統性を感じさせつつ、現代性も伴ったサウンドを聞かせてくれるニュー・タイプのアーティストがバリ島から登場!4歳より地元のイヴェントやパーティなどで歌い始めたという彼女は、バリの文化全体を大切にした音楽活動を展開、95年辺りからは自作曲も取り上げ、よりアーティスティックな方向性にシフト~そして本作はそんなアユ・ラクスミが一念発起してリリースした意欲作で、バリ音楽とポップスとを融合したミスティックなサウンドを聞かせます。お馴染みのガムランやケチャなどをアレンジに取り入れるだけでなく、バリの文化に根ざした内容の歌詞なども聞かせ、そこからは地元を愛する心が伝わってきます。サウンド的にはある種サンディーブンブンあたりと共通するテイストが感じられます。綺麗な装丁やブックレットにも注目です。