MONTES Y MANRIQUE / 1911- 2011, CIEN ANOS DE MUSICA PERUNA (2CD & BOOK)


MM誌2012年8月号『輸入盤紹介』コーナーで、深沢美樹さんが紹介された20世紀初頭のペルー都市音楽ヴィンテージ録音復刻アルバムが、ついに入荷しました!100年前に初めてペルー音楽の録音をしたエドゥアルド・マンテスとセサル・アウグスト・マンリーケの歴史的なムシカ・クリオージャのデュオ録音集です。バルス、マリネーラ、ヤラビ-、トンデーロ、トリステ、ポルカなど、お馴染みのペルーのスタイルを二人の歌とギターだけで聞かせてくれるのですが、すでにこの時点でペルー歌謡音楽としてのスタイルが完成(特にリズム面)されているのがはっきりと分かります。深沢さんも書かれていますが、20年代にピングロらが出て来てバルスを中心としたスタイルを確立していく、その前段階のペルー都市音楽がはっきりと記録されています。加えて、このデュオ・ヴォーカルの瑞々しいポピュラー音楽ぶりはどうでしょう。キューバの世紀の変わり目の吟遊詩人達~トローバ歌謡に共通する旧植民地ならではの、リラックスした格調というものが感じられます。加えて、ピエサ・イミタティーバ、ピエサ・デスクリプティーバという、漫談調の語り芸も収録~その辺、やっぱりキューバのトローバにそっくりですね。スペイン旧植民地歌謡音楽の源基、とも呼べそうなその感覚~あるいは、初期ヴォーカル・タンゴやプエルトリコのセイスなんかも連想せます。88ページにも及ぶスペイン語ブックレットには、ライナーの他、録音資料、珍しい写真も満載!ラテン・アメリカ音楽ファンは必携でしょうね。オススメします。

無断リンクすみません!http://bunboni58.blog.so-net.ne.jp/2012-09-02

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