★ゼキ・ミュレン/セラハッティン・プナルを歌う(ブルー・ジャケ)
戦後のトルコ歌謡を代表する偉大な名歌手ゼキ・ミュレンの全盛期録音がいよいよ復刻されることになった。50~60年代に残されたSP音源に私家録音やラジオ録音を取り混ぜたのがこのアルバム。名作『トルコ歌謡の遺産~1955-63 ラジオ・レコーディングス』(ライス KLR-3401)と同時期録音ながら、ここで歌われるのはフォーマルな古典音楽ではなく、40~50年代のトルコ映画音楽を代表する名作曲家セラハッティン・プナルの作品ばかり。よりカジュアルで、トルコ大衆歌謡の王様らしいスケールの大きな歌声を楽しませる。妖気漂う独特のコブシ回しがなんとも魅力的だ。
★ゼキ・ミュレン/サーデッティン・カイナクを歌う(グリーン・ジャケ)
戦後のトルコ歌謡を代表する偉大な名歌手ゼキ・ミュレンの全盛期録音がいよいよ復刻されることになった。50~60年代に残されたSP音源に私家録音やラジオ録音を取り混ぜたのがこのアルバム。名作『トルコ歌謡の遺産~1955-63 ラジオ・レコーディングス』(ライス KLR-3401)と同時期録音ながら、ここで歌われるのはフォーマルな古典音楽ではなく、40~50年代のトルコ映画音楽を代表する名作曲家サーデッティン・カイナクの作品ばかり。よりカジュアルで、トルコ大衆歌謡の王様らしいスケールの大きな歌声を楽しませる。妖気漂う独特のコブシ回しがなんとも魅力的だ。
トルコの大歌手・ゼキ・ミュレンSP時代の録音を集めたCD2点~しかも、軽古典ではなく、映画の挿入歌を中心に集めたコレクションです!もともと、純古典の歌手だったゼキですが、1950年代以降~映画の挿入歌を歌うことで大きな人気を掴みました。そんな彼の国民的な人気の秘密がこの2枚のCDにつまっているわけです。しかも、今回発売の2点のCDは、作曲家ごとの作品集ともなっています。グリーンのCDではサーデッティン・カイナク、ブルーのCDではセラハッティン・プナルという、50年代トルコを代表する作曲家~ともに戦後のトルコ映画でたくさんの挿入歌を書いた人で、当時のトルコ大衆歌謡を代表する存在と言っていいでしょう。逆に、この2人の才能ある作曲家が、ゼキ・ミュレンという稀代の大歌手を得て、トルコ大衆歌謡が確立された、という言い方もできるでしょうか。