WILSON & HIS COMBO / MAGIC CUBAN GUITAR

UNIKO RECORDSからもCD-R復刻されていましたが、スペインのヴィンテージ・ミュージックからも復刻されています。こちらは、オリジナルアルバムから2曲マイナスでに復刻ですが、ヴィンテージ・ミュージックらしいアナログの野太さを活かした音にまとめられています。
オリジナル・アナログは、イーベイなどでがかなり高額で出品されている、1960年前後発売と思われるキューバ音楽珍品中の珍品アルバム、Puchito MLP563。ジャケット写真の粋な黒人が主役のウィルソン。彼が抱えているのはご存じフェンダー・ギターなのですが、当時のキューバでエレキ、それもフェンダー・ストラトキャスターを持っていること自体珍しく、ウィルソンがにやけているのも当然と言えば当然。でサウンドは、これはもうキューバン・サーフ・サウンドですね。「エル・マニセーロ」「コモ・メ・グスタン」などキューバのソン系の曲を多く取り上げ、本格的なキューバン・パーカッションのアンサンブルをバックにしているのですが、ウィルソンのギターは、終始一貫して、サーフ系、ヴェンチャーズ系のペケペケ・ギターで押し通しています。この対比がおもしろくクセになります。ほかに「第三の男」「枯葉」などのスタンダードも。
盤起こし?と思われますが、音質は概ね良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)

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