東欧の国ポーランドが誇るワルシャワ・ヴィレッジ・バンド(WVB)。グラミー賞にノミネイトされるなど、世界中で注目を集めてきた。4年ぶりに発表してくれた最新作は「北」を意味するタイトル通り、ポーランドの北にある北欧諸国の音楽がテーマ。スウェーデンの革新派トラッドバンド、ヘドニンガルナを全面的にフィーチャーし、スカンジナビアの民謡、サーメ、イヌイットの伝承曲などを取り上げ、ポーランド音楽との親和性を探りながらハードコアなトラッド・チューンを聴かせてくれる。エレクトロニクスは控えめに、さらに強度を増した生演奏アンサンブルと声。楽曲によってはアジアを感じさせる部分もあり、そのスケールの大きなサウンドは彼らの最高傑作と呼ぶのにふさわしい。(メーカーインフォより)