ギリシャ最大手ミノスのスター歌手、なぜか、当店ではこれまで、ご紹介することはありませんでしたが、この2020年作で、芸能生活40年、ライヴ等も含めれば40枚以上のアルバムをリリースしている大物です。
1953年、北部ギリシャ、東マケドニアの港町、カヴァラで生まれ、10歳の時にテッサロニキへ移住、16歳の時にテッサロニキのクラブで北部ギリシャのディモーティカを歌いはじめ、70年代以降は作曲家とともに活動し、ステージでライカを歌いはじめたそうです。
プロとして歌うことを心に決め、ファースト・アルバムを1980年にリリース、当店で人気のマリオらとともに歌い、テッサロニキのシーンで人気を得ることになりました。
その後、90年代にはギリシャ全国区でヒットを連発、アテネとテッサロニキを行き来し、クラブで歌い続け、不動の人気を得ることになりました。
というわけで、その人気は、古き良きナイトクラブ系歌手であり続けることで築かれたもの、ということになります。
常に若手の作曲家と交わり、新味をまぶしながらも、“アーティスト” である前に、いち歌手としてのスタンスを崩さなかった人という感じでしょうか。その懐の深い、男性的な歌い口は、同郷の先輩、ストラトス・ディオニシウを連想させますが、おそらく資質としても、ストラトスを継ぐところのある人でしょうね、きっと。
というわけで、テッサロニキの裏町人情を今に伝え全国区で支持されるミノス、ライカのヴェテラン・スター、ヴァシリス・カラス、当店初入荷!(かな? 昔入ったことあるような気がして来ました…)。
*非シールド品ですが、再入荷!
1 Έχεις Άγγελο
2 Μια Συγγνώμη
3 Ρωτάς Αν Σ’ Έχω Ερωτευθεί
4 Τυπικές Σχέσεις
5 Τι Παράπονα Έχεις
6 Χαρτονόμισμα Πλαστό
7 Μου Αρκεί
8 Να Μ’ Αγαπάς
9 Όσο Υπάρχουν Αετοί
10 Το Μεγαλύτερό Μου Λάθος
11 Το Ωραιότερο Ψέμα
12 Οι Φαντάροι