★ミャンマー・タンズィン・オムニバス x 2アイテム
ミャンマーの伝統的な音楽スタイル=サイン・ワイン(青銅製打楽器、太鼓、笛等から成る編成)へ強引に西洋音楽&洋楽器を接ぎ木したような歌謡スタイル=ミャンマー・タンズィンの、おそらく00年代になってからの、比較的近年の録音集じゃないでしょうか?ジャケのイラストに描かれた人物が誰だかはまったくわかりませんが、メロディーにしてもリズムにしても、それぞれの曲において多少違いはあっても大きな違いではないから、どちらかといえば作曲家ということでなく誰か高名な作詞家なんじゃないかと思いますが(全然違ったりして)、ともあれ文字は読めないし情報もナシ、相変わらずミャンマー・タンズィン、今宵も聴きつつ頭の上に大きなクエスチョン・マークがゆらゆら揺れている状態です。変な調律のピアノに旋律打楽器・ゴングや笛、アナログなシンセもからみ、音程の外れたスットンキョーな小節まわしを辿る女声なり男声なり、それをこちらも覚悟を決めてじっと聴いていると、いつの間にかそれなりに味わいを醸し出すところ、ある意味感動的でさえあります。ところによってディズニーの各種テーマみたいなフツーっぽい洋楽風歌謡パートが突然挿入されたりするんですが、それもまたサインワイン風伴奏の歌謡パートとの落差において、クエスチョン・マーク連発の展開、しかも洋楽パートでも歌の音程外れます。もちろん音程が外れていると感じるのはこちらの耳、リズム感がよく掴めないのもこちらの耳のせいで、ミャンマーのリスナーの皆さんにおきましては、有名 OR 実力歌手たちのゴージャスな歌の競演CDと聞こえるんでしょうね。….あああ、頭溶ける、でもなんか気持ちイイんですねえ、コレが…、不思議と。