★ヴァネッサ・モレーノ&フィ・マロスティカ/コーリス・ヴィヴァス – ジルベルト・ジル・ソングブック
マウス・パーカッションを駆使、ビニール袋でさえ打楽器にしてしまう女性ヴォーカリストと、MPB / ジャズ・シーンでもそのアレンジ能力や演奏力が請われる男性ベーシスト。vo&b という異色のデュオ編成によって、ブラジル・サンパウロから優美で清らかな空気をもたらしてくれたヴァネッサ・モレーノとフィ・マロスティカのふたりが真価を問われる2ndアルバムの題材に選んだのはブラジルの音楽家のなかでもエルメート・パスコアルと並んで尊敬する人物に挙げていたジルベルト・ジル。前作完成のあと「この同じフォーメンションによってたくさんの新たな音楽的発見をもたらしたいと思っています。」と語っていたことば以上に、驚きをもたらしてくれるのがハーモニックな楽器レスのセンセーショナルなアンサンブル。”Palco” “Toda Menina Bahiana” などトロピカリアを牽引し、アフロ・ブラジルにレゲエやソウルのエッセンスを散りばめたジルの書いた名曲たちを、コンテンポラリー・ジャズや洗練された現代サンパウロ音楽の手法で解釈。楽曲の真髄を汲み出しベース・ラインと多重ヴォーカル・ハーモニーで新たな息吹を与えています。ヴァネッサたちが「音楽的なゴッド・マザー」と慕うホーザ・パッソスが”Preciso Aprender a ser So” にゲストvoで参加、現世代サンパウロのサンバ・シンガーとして屈指の存在に君臨するファビアナ・コッツァが”Lugar Comum” にゲストvoで参加。全アレンジメントはフィの手によるもので、プロデュースをスワミ・ジュニオールが担っています。ジャケット写真はダニ・グルジェル。日本盤独自のボーナス・トラックとしてホーザ・パッソス作の”Samba com Pressa”、ジルベルト・ジルも取り上げたアナスターシア=ドミンギーニョス”Tenho Sede”の2曲を追加収録。(メーカーインフォより)
[ Track Listings ]
1-Cores Vivas
2-Lugar Comum
3-Sítio do Pica Pau Amarelo
4-Onde O Xaxado Ta
5-Estrela
6-Extra
7-Preciso Aprender A So Ser
8-Expresso 2222
9-Toda Menina Baiana
10-Meio-de-Campo
11-Palco
日本盤Bonus Track 12 -Samba com pressa
日本盤Bonus Track 13 -Tenho sede