若くして亡くなってしまったブラジルのギタリスト、ラファエール・ラベーロ(1962—95)。ショーロやサンバの伴奏で使われてきた7弦ガット・ギターをソロ楽器にまで高めた名プレイヤーとして知られた彼は、亡くなって17年も経過した現在においても、なおも高い人気を誇っています。
そんな彼の生誕50周年を迎えた昨年に、ショーロの専門レーベルACARIからリリースされたトリビュート・アルバムがこちらです。ここにはラファエールから多大な影響を受けた様々なギタリストたちが勢揃いし、それぞれのアプローチで今は亡き偉大なマエストロを偲んでいます。 アミルトン・ジ・オランダやヤマンドゥ・コスタといった日本でも人気の高い演奏家をはじめ、ラファエールの妹でカヴァキーニョ奏者のルシアーナ・ラベーロ、さらにマウリシオ・カリーリョ、ショリーニョ、マルコ・ペレイラ、ロジェリオ・カエターノ、ジョアン・リラ、アレサンドロ・ペネッシといった一流プレイヤーたちによる演奏で、一部を除いてこのアルバムのために録りおろししたものばかりをここに収録しています。
また全てがここで演奏している音楽家たちがラファエールに向けて作曲したオリジナル曲である点も重要、ですね!
1. Caprichos de Raphael
2. Obrigado Rapha!
3. Seu Rapha
4. Choro Saudoso
5. Rapha e Carola
6. Flor das Águas
7. Samba pro Rapha
8. Saudades do Raphael
9. Choro pro Rapha
10. Mãos de Anjo
11. Tio Fael