これは面白い！中米4ヵ国（コスタリカ、ベリーズ、ホンジュラス、ニカラグア）のレーベルのコラボで実現したコンピ「中米音楽ジュークボックス」の第一弾、全16曲です。日本では2008年に急逝したアンディ・パラシオ（本作にも収録）が知られている、ベリーズとホンジュラスで独自の文化と言語を持つガリフナの音楽がいくつかのスタイルで紹介されていて、女性ヴォーカルの労働歌からアコースティックなギター弾き語りが聞けます。また、ホンジュラスを代表する美声のシンガー・ソングライター、ギジェルモ・アンデルソンの素晴らしい歌声、自ら「中米のオルケスタ」と称するコスタリカのラ・オルケスタ・デ・ラ・パパヤはゲストにパナマの女性歌手ヨミラ・ジョンを迎え、愉快なカリプソはロブスターバンド、マヌエル・オブレゴンの粋なピアノ、ニカラグアのロックの雄、ペロソンポポことラモン・メヒア、同じくニカラグアのヌエバ・カンシオン系シンガー・ソングライターでノルウェーで活躍するカティア・カルデナル等々、多岐にわたっています。ひとくくりには出来ないリズムやスタイル、歌唱法の多様性、タイトなパーカッションからゆったりのんびりしたものまで、楽しめます。素晴らしい！
尚、本作の原文ブックレット曲目に一部間違いがあり、9曲目はロブスターバンドで10曲目がアンディ・パラシオで、ジャケット裏の曲順の方が正です。（インポーター資料から）