V.A. / PADANG MOONRISE, The Birth Of The Modern Indonesian Recording Industry 1955-69

-LP 1-
A1 Orkes Teruna Ria - Bulan Dagoan
A2 Yanti Bersaudara - Gumbira
A3 Orkes Suita Rama - Tepui Tepui
A4 Band Nada Kentjana - Djaleuleudja
A5 Orkes Lokananta & Chris Byantoro - Nganggo Telek Nang Krikilan
A6 Orkes Teruna Ria - Budjang Talalai
B1 Orkes Kelana Ria - Ya Mahmud
B2 Orkes Teruna Ria - Geleang Sapi
B3 Zaenal Combo - Ampat Lima Dalam Djambangan
B4 Zaenal Combo - Seruling
B5 Orkes Kelana Ria - Sajang
B6 Mus D. S. - Neleng Neng Kung

-LP 2-
C1 Orkes Gumarang - Malin Kundang
C2 Orkes Tropicana - Pantjaran Kasih
C3 Orkes Teruna Ria - Tak Ton Tong
C4 Orkes Lokananta - Tari Bali
C5 Orkes Kelana Ria - Emplek Emplek Ketepu
C6 Mus D. S. - Ahai Dara
C7 Orkes Kelana Ria - Semoga
D1 Zaenal Combo - Kaden Sadje
D2 Orkes Irama - Gendjer Gendjer
D3 Orkes Teruna Ria - Modjang Parahyangan
D4 Orkes Sendja Meraju - Bubuj Bulan
D5 Mus D. S. - Tautjo Tjiandjur
D6 Nada Kantjana - Nelengnengkung

-Bonus 7″ Single-
E1 Ivo Nilakreshna - Ka Huma
E2 Zaenal Combo - Tandung Tjina

Artwork – Lewis Heriz
Compiled By – Miles Cleret
Lacquer Cut By – Frank Merritt
Layout – Meurig Rees
Mastered By – Dan Elleson

“パダン・ムーンライズ” は、ジャワとスマトラの火山の下で生まれたモダンなインドネシア音楽の物語です。17000 以上の島々と 1300 の異なる民族からなる群島の中でも、最も人口の多いジャワ島とその中心都市、インドネシアの首都でもあるジャカルタは、植民地支配終了後の国家的アイデンティティを生みだそうとしていた政治行政の中心であり、あるいは、その政治行政に負けず劣らず、インドネシアという新たな国のアイデンティティーに強い影響を及ぼすことになる、音楽制作の現場がほとんどが集中していた場所でもありました。
ジャワ島、スマトラ島、バリ島などの伝統音楽は、国家が支援する少数の音楽家たちによって再創造され、新たな作品として作曲編曲も行われました。これらの伝統的な音楽や歌謡の成立は、地理的にも民族的にもバラバラのインドネシアという大国を、マレイ語を源とするインドネシア公用語の成立とともに、新たな国民性の創出に一役買うことになります。そうした過程で広く聞かれるようになったムスリム系のガンブスや、ジャワやバリのガムラン、そしてクロンチョンやムラユー歌謡といった音楽は、外来のジャズやラテン、もしくはインド音楽、加えて西洋楽器の導入、あるいは一旦は禁止されたR&Bやロックンロール等のヴォーカル・スタイルやハーモニーなどの吸収を経て、インドネシア・マナーの混血性を備えたモダンなポピュラー音楽としてインドネシア全国区で流行することになります。そんな曲の数々を復刻コレクションとしてまとめた本作2LPによるコンピレーションは、近年、あらゆる形態の過去録音への関心が世界的に高まる中、インドネシア以外の世界ではほぼ知られることのなかった往年の彼の地のポピュラー音楽に、スポットを当てるリリースとなるでしょう。〜メーカーインフォ意訳

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