V.A. / OUGANDA, MUSIQUE DE ACHOLI, Chant de sagesse et d’exode

東アフリカ/タンザニアに隣接するウガンダ北部のアチョリ地域は、20年にもわたる武力衝突により、現在、約200万の人々が難民生活を余儀なくされているそうです。が、もともとアチョリは豊かな口承文化、民俗音楽が息づく地域でもあり、その伝統を絶やすことのないよう努めている音楽家達も存在し、彼らが2006年に行ったパリ公演の模様を収録したのが本CDです。やはり、タンザニアに隣接していることもあり、その親指ピアノとフルート、一弦ヴァイオリン等によるアンサンブルやコール&レスポンスによる歌の印象は、ヴォーカルの自在さこそ劣るとはいえ、タンザニアの人間国宝・故フクウェ・ザウォーセの演奏にそっくりです。フクウェの演奏を、更にスピード・アップしたような印象でしょうか。繊細かつ奔放、東アフリカ音楽のポリリズミックな素晴らしさを楽しませてくれる久々のCD化じゃないでしょうか。オススメできます。

1 Olyak (Chéri / My Dear )
2 Rumba
3 Too Paco (La Mort De Nos Foyers / Death Of Our Homes)
4 Lweny Dongpe (Plus De Guerre Désormais / No More War)
5 Anyaka Wang Ma Ioo Tua
6 Amone Twereko (Amone Est Invincible / Amone Is Invicible)
7 Oryem Okeyo (Chassons LeNeveu / Drive Away The Nephew)
8 Canrac (La Pauvreté Est Mauvaise / Poverty Is Bad)
9 Pyem Oo (Le Temps Du Courage Est Arrivé / The Time For Courage Has Come)
10 Lawiye Atuda
11 Awili
12 Nyok Dyel (Le Bouc / The Goat)

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