V.A. / KHMER NEW YEAR 2015, Phleng CD Vol. 28

phieng28またまた小出しですみません(キクチ君プノンペン買い付けアイテム〜感謝)!カンボジアは、ラズメイ・ハング・メアス配給の新傾向レーベル “Pheleng”(タウンに対抗しての若手陣営)によるクメール正月アルバムです!というわけで、C調民謡系無責任ソング!?オススメ・アイテムは続くのでした。お呼びでない?〜なんて、まあ、70年代後半、国民の3分の1がジェノサイドで消えてしまったカンボジアの傷跡はそうそう癒えるものではないし、アジア最貧国の一つとして過酷な生活を強いられる子供たちもなお多い中、このC調さが何を意味するのかと言えば、さぁ〜、なんなんでしょうねえ〜?
クメール・ルージュを知らない世代によるこの新興レーベル “Phleng” による〜カンナム・スタイル風エレクトロあり、隣国タイのモーラムPOP風あり、ハードロックもラップもハウスもありの、何でもありクメール民衆舞踊系ミクスチャー正月ソング競演新録オムニバスCD、ま、素直な気持で聴いてみて感じることといえば、1950年代半ばから60年代を通じ(カンボジア独立後のシアヌーク時代に)メインストリーム・ミュージックとなりつつあったにもかかわらず、ポルポトによって断絶された “失われたカンボジアン・ロック” の今様再興かと、思いつきました。当然、昔に較べれば “ロック”の世界性、というか影響力は衰退してますから、よりアジアなPOP寄りミクスチュアーとはなっていますが、要するに、断絶されていたクメール的感性が辿るべきポピュラー音楽の道筋が、やっと回復された、と、そんな風にも思えるわけです。そんなわけで、あのカンボジアン・ロックの無節操なクメール・ノリがここに帰って来たぜ!と断じてしまいましょう、とりあえず。
*なお、こちら簡易ケース入りペラ紙ジャケ状態でお売りしています。よろしく、どうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=wvzRhegI300&list=RDwvzRhegI300&start_radio=1&rv=wvzRhegI300&t=8

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