民放ラジオ局 EUROPE NO.1 のジャーナリストであった若き日のフランソワ・ジューファが、夫人のフォトジャーナリストシルヴィー・ロマンと共にネパールに飛び、20 世紀初頭に仏陀の道を求めてこの地に住み着いた女性アレクサンドラ・デヴィッド・ネールの足跡を追ってカトマンズに至ります。ここでジューファはロックと同根のトランス・ミュージックがあることに驚愕し、夢中でフィリップス社製のカセット・デンスケを回しつづけます。カトマンズへの道はビートミュージックのルーツへの道であるかのような..。この録音は帰国後LPとなって1970年に発表され。アジア/オリエントにおけるビート表現の貴重な資料として、特にROCK & FOLK 誌やPOP MUSIC 誌(後のBEST 誌)のようなポップのメディアで高く評価されます。幻覚的でヒッピー的で、いわばビートルズ的だったわけです。~それから数年後、ジミー・ペイジがジューファにこう告白します「俺とロバート(プラント)は、あの時期このレコードばかり聞いていたんだ」と。1975 年に発表された「カシミール」はジューファの録音にインスパイアされたと言うのです!そして40年後,フレモオ&アソシエ社がこの歴史的カトマンズ録音を復刻します。CD 2枚組に増えていますが、CD2枚目は1969年当時のフランスのネパール駐在の領事やフランスからの留学生(旅行者)へのインタヴューなどの「語りドキュメント」になります。40頁ブックレット詳細解説(仏語&英語)。>★