☆INDONESIAN JAZZ OF THE 1950’s
再入荷です!完全に脱帽です。POLKA DOT DISC の新作は、〜1950年代ジャカルタのイラマ・レコードに残されたインドネシアンJAZZソングSP復刻コレクション!もう、これは、完全にインドネシア版 “フィーリン” じゃないですか!?なんとまあ、お洒落な音楽なんでしょう。こんなJAZZソングがジャカルタの50年代に響いていたなんて、何とも嬉しい発見です(ロックンロール以前の東南アジアにおける北米ポピュラー音楽受容のあり方を、シンガポールやバンコクあたりと比較研究してみたいところですね)。
で、そんなジャカルタJAZZシーンの中心的存在はと言えば、オランダ帰りのピアニスト、ニック・ママヒット(1923-2004)という人物だったそうですが、このニック・ママヒットが率いたイラマ・トリオ or イラマ・クァルテット or イラマ・スペシャル・トリオといったグループが本CDRに並ぶ全23曲の大半でバックをつとめています。その洗練を極めたラウンジーな伴奏において、ラトナ、テレサ、アティ、ディディといった若手女性歌手達、そして後にダンドゥット・シーンでも歌うことにもなるクルーナー、ビング・スラメットをはじめとする男性歌手達が、JAZZ〜スウィング、ジャイヴ、バラード等を踏襲した欧米風歌曲の装いに身を包みながらも、ムラユー経由の柔らかな歌い口を存分に聴かせてくれるわけですね。インドネシアならではの明朗な空気感、そして南海アジアの少しばかりエキゾな哀歓がバッチリ楽しめる曲の並びとなっています!ただただオススメしたい復刻コレクションですよ。
〜ところで 当方 twitter でこのCDRを年末に>予告紹介したところ、なんと、あのライ・クーダーがリツイートしてくれました。流石、目のつけどころがイイ人ですねえ…。で、万が一にも、コレをきっかけに、まさかのブエナビスタ / ジャカルタ編?が生まれちゃったりしたら、そーなると POLKA DOT DISC の功績ということになるんでしょうねえ、やっぱり。って、まあ、100% 妄想ですけど…、