バリ島に於ける1928年録音!当時のバリの音を伝える貴重盤復刻シリーズ第3弾。バリ、ガムラン史に燦然と輝く伝説の男、ロットリング登場!!
●発売以来、ロングセラーを続けている『バリ島に於ける1928年録音』シリーズ。vol.1では現在のガムランの花形ゴン・クビャールの初期録音、vol.2ではガムランの影でなかなかスポットの当たることの無かったヴォーカルに焦点を絞り、その貴重な録音を紹介してきました。
●第3弾となる本作は、ガムランの歴史に燦然と輝くマスター・コンポーザー、ワヤン・ロットリングが登場。バリのベートーベンとも称される彼自身の指揮による演奏をはじめ、現在ではなかなか耳にすることのできない、ゴン・クビャールが隆盛する直前のガムランの状況を、ロットリングを軸とした詳細で綿密な研究調査のテキストと共に網羅する超貴重録音集です。
●原盤解説には、各曲の構成、用語についても詳細に記載され、楽曲の背景にある歴史や人物についても言及されています。日本盤では、それらの翻訳と文章内の用語補足説明、さらに、より深く知るための日本独自解説も付け加えて発売します。またCDには、エンハンスド仕様として、英語のさらに詳しい解説&用語集(PDF)も収録されています。
●日本では、故小泉文夫氏などの研究~その公開によって古くからガムラン音楽は知られるところとなり、ファンや演奏愛好家なども多く、日本のレコード会社独自の録音なども盛んにおこなわれてきました。また最近では、滞空時間やウロツテノヤ子などのグループの活躍によりその人気が若い世代にも広がりを見せ、ファン層は厚くなってきています。その様にますます注目を集めるガムランですが、現在の「見せる」ガムランになる以前、儀礼音楽としての色合いの濃かった20世紀初頭、ガムランの源流とも呼べる時代の録音は、このシリーズのものの他はほぼ皆無であり、その生々しい音は今の耳にも新鮮にそして衝撃的に響きます。
※マスター音源に起因するノイズが聴かれます。古い音源のため予めご了承ください。(メーカーインフォより)
曲目表:
1. Tabuh Ginanti
2. Tabuh Lasem
3. Tabuh Gari
4. Calonarang: Sisia
5. Ngalap Base
6. Tunjang
7. Gambangan
8. Gegenggongan
9. Solo
10. Sekar Ginotan
11. Selendro
12. Merak Ngelo
13. Tulang Lindung
14. Alas Harum
15. Angkat-angkatan
16. Lagu Cupak
17. Biakalang
18. Manukaba
19. Jurangandanu
20. Demung
21. Cacing Keremi
22. Saron
23. Ganderangan