アルバム未発表曲からリリカルな詩情に富んだ定番の佳曲まで。京都音博出演の二日後に東京・原宿VACANTで行われたライヴを収めた作品。ブエノス・アイレスっ子としての気質をレペゼンするS.S.W. トミ・レブレロ(vo, bdn, ag, ukulele) とオルタナ・タンゴ楽団(O.T.フェルナンデス・フィエーロ)に所属するロシア人ヴァイオリン奏者アレックス・ムサトフのデュオ編成。馬に乗って続けた旅で見た原風景、ひとりの男のパーソナルな思いとアートの世界で生きることへの執着が音に息衝く、人情味に溢れたライヴ盤の真髄。(メーカーインフォより)
エンジニア・マスタリング : 福岡功訓 (Fly Sound)
ゲスト m-13,14:三重野徹朗(b)
本人による全曲解説付 全15曲
1 Negro Jefe
2 Fiesta del Taniku + Adios Chale
3 Bukkokuji
4 Osaka
5 Doctorado en Santiago del Estero
6 Noche en la Pampa
7 Barbaro Occidental
8 Matsuo Basho
9 Familia equina
10 Gualeguay
11 Hermano puto
12 Podesta
13 Siete días
14 Cuando a Caballo
15 Chacarera del Rancho
トミ・レブレロ
TOMI LEBRERO
バンドネオン奏者/コンポーザー/シンガー・ソングライター。’78年ブエノス・アイレスの生まれで巨匠ロドルフォ・メデロスなどに師事、オルタネイティヴなタンゴ楽団 – オルケスタ・ティピカ・フェルナンデス・フィエーロに創設メンバーのひとりとして参加。’05年の「Tomi Lebrero y El Puchero Misterioso」以来、バンドネオンのみならずギターも弾き唄うシンガー・ソングライターとしてのキャリアを開始、最新作の「Fraude(2014)」まで4作のオリジナル・アルバム、2作の映画サントラを発表。ブエノス・アイレスっ子としてのアイデンティティを誇るユニークなリリシズム、フォルクローレのリズムを採り込んだ叙情的なコンポージングでパレルモ地区のインディペンデント・シーンを率いる存在となっている。フランス人映像作家ヴィンセント・ムーンのプロジェクト「A TAKE AWAY SHOW #104」にも掲載され、その和やかに美しい楽曲とブエノス・アイレスの夜のイメージが世界中のアート愛好者の間で一躍スポットを浴びる。日本では大洋レコードより傑作選「新観世音 Nueva Kan Ze On」(2009) をリリース、2010年と2011年に来日ツアーを敢行し各地でその人柄が滲む独創的なパフォーマンスが話題となった。2014年にロックバンドくるり主催の京都音楽博覧会へヴァイオリン奏者のアレックス・ムサトフとのデュオ編成で出演。