北東タイの笙、ケーンを背にしてエレキを抱えたこのルックスからして、もうプンプン匂いたつミクスチュアー感覚！見た目通り、ロックとモーラムのミックスを最も自然なノリで実現したトーイ・ムアックデーンのベスト盤です。06年当時〜３作のアルバムをリリースしていた彼の音源から、おいしい曲ばかり集めた本ＣＤ、お徳用盤と言えるでしょう。ハードなギター・ロックが時にオルタナ＆コメディ感覚も聞かせながら、ケーンの響きを携えて、モーラム伝統スタイルと強引に合流するさまが圧巻にしてオ馬鹿！モーラムＲＯＣＫの金字塔ですな。結局、こーいった風のミクスチュアー・ロック歌謡では今もってトーイが一番！