既に、ジャマイカではありえないかも知れない?レベル・ミュージックとしてのレゲエがここにあります!3年ぶり、ティケン・ジャー・ファコリー新作ですよ、いや、待たされました!西アフリカはコート・ジヴォワール出身/グリオの家系に生まれながら、学生時代にレゲエの洗礼を受け、メッセージ性の強い歌詞を武器に全アフリカ的なスターへと成長したティケンですが、歌詞ばかりでなく、様々にアフリカ的な音感をとり入れつつ、ルーツ・レゲエの感触を独自に作り上げるその手腕も、タダ者ではないわけです。この新作では、セネガル人ヒップホップ・アーティスト=エイコンや、伝統楽器コラの名手=トゥマニ・ジャバテをフィーチャーした曲を含むなど、これまで以上にアフリカ色の強い内容ながら、アフリカの地で生きる今現在のルーツ・レゲエの身上をダイナミックに伝えてくれます。というようなことはともかく、何とも気持ちイイですねえ、この音….、オススメできます!フツーだったら臭くなってしまうだろう”イングリッシュ・マン・イン・ニューヨーク”のカヴァー、”アフリカン・イン・パリ”もカッコイイです!