エーゲ海の臍、パロス島の出身にて伝統音楽を学んだ俳優にして歌い手、テミストクリス・カルポヅィニスのデビュー作!大型新人の予感(けっこう歳いってるかもしれませんが…)。
それにしても新人の新録とは思えない?この堂々たるレベーティスぶり、実にカッコイイじゃないですか!20世紀前半、アテネの外港、ピレウスの阿片窟から生まれたレベーティカに熱い想いを寄せながら、ハードボイルドな歌い口をガッツリ聴かせて新鮮!これがギリシャですよね、やっぱり。マルコス・ヴァンヴァカリス、コスタス・ルクナス、ヤニス・パパイオアーヌ、ディミトリス・セムシス、パナギオス・トゥンタス等々、ピレウス派のレベーティス達の曲を真っ向からカヴァー、歌い上げています。
ブズーキ、バグラマ、ダブル・ベース、ベンディール、ギター、ヴァイオリンにアコーディオンという純正仕様のバックもOK、男声コーラスもやさぐれていますよ!
で、どこか島唄風味もあるでしょ!そこんとこ、実にポイント。
*特に問題のない中古盤で在庫あります。¥2400