ソンガイとトゥアレグの混血女性>ハイラ・アルビーをリリースしたUSクレモント・ミュージックの新譜で、マリはトンブクトゥ周辺に住まう、トゥアレグのグリオによる “タカンバ(=タマシュク語ではタシガルト)” ミュージックとなりました。基本的には同クレモントミュージックからリリースされている>AL BILALI SOUDAN〜こちらと同じく、ンゴニ(=タマシュク語では“テハルダント”)弾き語り中心のトゥアレグ系グリオということになるかと思いますが、本作のタルティットにはエレキギターも入るし、女声コーラスも、つまりデザート・ブルースにより近い感じになるわけですね!が、>こちら同TARTITの06年作は完全にデザートブルースでしたから、その辺の変節具合から、砂漠のブルースと一口に言っても、なかなか奥深いものを感じることは可能かも知れません。ということで、デザートブルースとタカンバ音楽をつなぐ貴重な存在として、この作が成立しているかと。
>こちらで試聴可!?