TALI GAK / ESTELAS

プエンテ・セレステでも知られるエドガルド・カルドーソのワークショップで、コンポジションに覚醒した女性S.S.W.タリ・ガクによるデビュー・アルバム、2019年作。コンテンポラリー・ジャズとブラジル音楽のエッセンスを絡めて。

エドガルド・カルドーソに師事を受けていますが、タリ本人の本職はピアノ/ヴォーカルでアンサンブルも鍵盤と木管を中心に据えたものとなります。ジャズ・ヴォーカルの艶やかな伸びと、MPBのサウダーヂ、フォルクローレのメランコリア、これらを併せ持った作品は、新しい世代のデビュー作に相応しいもの。ウッド・ベースやフルート、クラリネットを用いたコンテンポラリー・ジャズの編成と、ブラジル音楽に魅せられリオ・デ・ジャネイロに暫く住んでいたという経験から、自作ボサ・ノヴァ”Un Caballo”やフェヘイラ・グラー”Poema Sujo” のカヴァーも収録。ブラジルを感じさせる楽曲では、エレファンテ・ラ・アビタシオンの運営やソロS.S.W.として活動する本作のプロデューサー、ラウタロ・フェルドマンがギターを担っています。一方で、川沿い音楽のリズム – カンドンベを現代的なトーンへ刷新した”Templo”などアルゼンチンのミュージシャンとしての矜持も。近日公開された映像では、エルナン・アシントとも共演するシーンが見られ今後の活躍も楽しみです。(サプライヤーインフォより)

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